C3ヨーヨーデザイン「スピーダホリック」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#015】

こんばんは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

第15回はC3ヨーヨーデザインのスピーダホリックです。

C3ヨーヨーデザインの看板機種「スピーダホリック」はいくつかバージョンがあるのだが、過去を振り返るとリリースする度に人気が出て、かなりの売れ行きを誇っていた。初めて買ったヨーヨーがスピーダホリックだと言う声もよく聞く。数年のうちにリリース→廃版→リニューアル→廃版→リニューアル…を繰り返し、時間をかけてどんどん洗練されていった。当初はバインド専用機として登場し、バインド仕様と引き戻し仕様のハイブリッド機になり、初心者が手に取りやすくなっていった。そして2019年1月にリリースされた最新版スピーダホリックは、引き戻し仕様がデフォルトの完全なる初心者向けモデルという位置付けに生まれ変わった。

期待値が高くなる商品である分それを超えていくのがメーカーの腕の見せ所だが、最新版スピーダホリックは、エントリーモデルとして存在感を示す御前上等なヨーヨーだ。薄型サイズCベアリング&パッドが出っ張っていて、かなり戻りは強い。そこだけ聞くと、同じような機種でヨーヨーファクトリーのリプレイが連想されるが、スピーダホリックは対抗馬として十分な使いやすさだと思う。価格が1,000円安い分スピーダホリックの方に軍配が上がりそうだが、リプレイの方はバインド仕様にできる分、そこを考慮すればどちらも良い勝負と言ったところか。(スピーダホリックは、通常のサイズCベアリングに換装することが一応可能だが、大きなブレが発生してしまうのが難点)

さて、スピーダホリックの何がそんなに良いかと言われれば、「本体重量(+重量配分)による長いスリープ」と「戻り具合のちょうど良さ」だろう。初めてヨーヨーに触れる人にとって、まっすぐ・長く・正確にスリープしてキャッチすること、それが最初のステップだと思うが、スピーダホリックはそのステップを越えるサポートをしてくれる。重量感のあるボディは、外周部が肉厚に作られているので強力な回転を生み出し、プラスチック機種としては比較的長いスリープを実現する。傾きにくく、多少斜めに投げ下ろしてもしっかり回ってくれる。そして、軽く引くだけでちゃんと戻って来る。ヨーヨーの基礎であるスリーパーをする上で必要な要素を満たし、ベーシックトリック習得の後ろ盾となる。初心者こそヨーヨーの性能が重要になってくるが、スピーダホリックなら満足な恩恵を受けられると思う。きっとこれからも「スピーダホリックが初のヨーヨー」となる人が増えることだろう。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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