「RAWシルバー」ヨーヨーの磨き方

当店で販売しているヨーヨーの一部には、「RAWシルバー」というカラーラインナップがあるフルメタルヨーヨーがあります。このRAWシルバー(読み方:ロウシルバー)というのは他のカラーと違い、一切カラーのついていない上、サビ止め加工もされていない、本当に「まっさら」な状態なのです。
アルミヨーヨーというのは、一般的には大きな金属のカタマリから削り出して作られます。そこから色をつけ、細かいパーツを取りつけて完成となります。色をつけるのは、ヨーヨーがサビるのを防ぐという効果もあるのですが、RAWシルバーというのは色をつけていない状態で販売されているので、使っているうちに少しずつ表面がサビてきます。もちろん、RAWシルバーとは別にふつうの「シルバー」もあり、そちらは他のカラーと同じようにサビ止めがなされています。

そこで、金属磨き布の登場です。
表面がサビでくすんでくると、だんだんと新品でピカピカだった頃がなつかしくなってくるものです。くすんできたヨーヨーは使用感も違いますし、まったく別のヨーヨーに変わってしまったかのよう。ならばいっそ、思いっきり磨いてあげましょう!

ここでは当店で販売している「RAWヨーヨーみがき布」の使い方を解説しています。

■磨き方

1.あらかじめ、ボディを軽く拭いておく

かわいた布やティッシュなどで、ボディを軽く拭いておきます。事前に手も洗っておきましょう。


【写真1】使い込むと、意外とザラザラしていたりするもの。軽く拭いておくと、少しだが布も汚れにくくなり、長持ちする。

2.サビを取りたいところを、磨き布でていねいに磨く

すぐ磨き布が黒ずんできますが、効果は変わらないので、そのまま磨きます。磨けなくなってきてから、別のところを使うようにしましょう。

【写真2】ゴシゴシとこすっていくと、布がだんだん黒くなっていく。その黒いものこそが、サビ。


【写真3】磨き布を地面において、ヨーヨーを動かしてこするのもアリ。机が汚れてしまうので、磨き布の下にダンボールなどをひいて作業するのがオススメ。


【写真4:RAWヨーヨーみがき布】左が新品、右が使用後。ここまで黒くなっても、まだまだ使える。もちろん、反対の面も使用可能。

3.特にサビが凄いところを取りたい場合は、磨き布に軽く水をスプレーしてから磨く

霧吹きでほんの少し水をつけてあげると、より磨く力が強くなります。ただし、水をつけすぎると布の中の有効成分が溶け出して磨けなくなってしまうので、注意してください。


【写真5:RAWヨーヨーみがき布】霧吹きでほんの少しだけ濡らす。ジャバジャバと水を流したり、水以外の液体をつけるのは避ける。

4.磨き終わったら、もう一度手を洗って、ボディをていねいに拭く

最後は、手を洗って、から拭きをして完成です。かわいた布やティッシュなどで、ボディをていねいに拭きましょう。


【写真6】から拭き、実は結構大切。意外と拭いたあとのティッシュが黒くてびっくりするはず。

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【写真7】美しく光るRAWシルバー。カメラが反射して写りこんでいる。これだけキレイになってくれると、磨きがいもある。

詳しい使い方は、金属磨きの取扱説明書をご覧ください。
※すべてのサビが取れるとは限りません。深いところまでサビが浸透していると、いくら磨いても取れないということもあります。

■RAWシルバーの魅力

RAWシルバーの魅力は、やはりその存在感でしょう。ふつうのカラーのものと比べると、光沢が段違いで、ギラギラに光るところこそが人気のヒミツです。ふつうのシルバーのものと並べると、その違いがわかりやすいです。

■どのくらいのペースで磨く?

磨くペースは人それぞれです。毎日磨く人もいれば、1ヶ月以上磨かない人もいます。使用頻度や手汗をかく人とかかない人などによって、サビが進むペースは全然違います。ただ、サビが進行すると、かなり磨かないとピカピカにならないということになってしまいます。当店としましては、2週間~1ヶ月のペースで磨くことをオススメします。

■絶対に磨かないとダメ?

絶対に磨かなければいけないかというと、そうでもありません。実際ずっと磨かないまま使う方もいます。くすんで黒ずんできたヨーヨーも、それはそれで味があるという方も。おそらく、わざと手揉みした革の製品や、古着を着るといった感覚に近いです。初めは他のものと区別がつかないヨーヨーだったのに、だんだんと自分だけのヨーヨーになっていく、という解釈もできます。RAWシルバーは月日が経つにつれ、その姿を変えていくのも魅力のひとつなのかもしれません。

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