岩手県のヨーヨーコミュニティ「GANSPI」内で行われている、新しいイベントの形

en6jt1ip43A
2010年のハイパーヨーヨー第三期を皮切りに、日本全国に練習会が生まれました。自分たちスタッフもいわくら練習会を発足し、2月には68回目の開催となります。
しかしハイパーヨーヨーが始まった6年前からは、自分の状況も身の回りの状況が大きく変化しているかと思います。小学生は中学生になり、中学生は大学生になり、結婚して子どもも大きくなってきたという方もいらっしゃるかと思います。また、さまざまなSNSやメッセージアプリがスマートフォンと共に浸透しました。
自由な時間が減り、実際に会う機会は減っても、つながり続けやすい時代になり、全国に点在しているヨーヨープレイヤー同士をつなぐこと自体のきっかけも増えていると感じます。

2015年12月、岩手県のヨーヨーコミュニティ「GANSPI」内で新しい形のイベントが行われました。それは、LINEを利用したビデオコンテストです。
岩手県内および周辺地域のヨーヨー練習会に通っており、それぞれの練習会のLINEグループに加入している方々を対象とした、あえてローカルな範囲に限定したビデオコンテストです。
もともとLINEは、練習会の日程や内容の告知が手軽にできるため、全国の練習会で広く利用されています。初めて練習会に来た人も、主催の方とIDを交換すれば、それだけで自動的に練習会の日程が毎月送られてくるようになります。主催者とのコンタクトも取りやすくなり、自分からホームページを見に行かなくても良いというのは実は見逃せないメリットでもあります(明日はいよいよ練習会です、とメッセージが届くだけでも人が増えるきっかけになります)。

こうしたメッセージアプリ上での開催はホームページを作る必要がなく、範囲も限定されているため、比較すると手間が少なくなります。「手を抜く」ということではなく、主催者側が効率良く、省エネで続けられるというのは非常に大事なことです。ちゃんと続けていけば認知されやすくなりますし、イベントの価値も上がっていきます。

また、今回の開催に際し、主催の久保田さんはこう綴っています。

—–
開催の目的としては上手い下手というより
みんなヨーヨーが好きで集った仲間その繋がりを大切にし日頃の成果を形にしてみんなに披露できる場を作りたいなと考えました
なにか目的があれば達成感も味わえるしレベルアップにも繋がるとおもいますので
自分は…などと思わず
できるだけ多くの東北のスピナーさんに参加してほしいです!!
特に若い子たちには是非!

—–

実は私、このビデオコンテスト「GANSPI杯」に、2年通してビデオのレビュアーを担当させていただきました(感想とさらに良くなるポイントをピックアップ等)。大会や練習会になかなか行けないという方からも、練習量が見える見応えがあるビデオがたくさんありました。今回のイベントの性質上、エントリーされたビデオやプレイヤーの紹介は致しませんが、なかには東日本大震災から仮設住宅で過ごす方のエントリーもありました。

表舞台に立って有名になるだけがヨーヨーではありません。人それぞれに色んな楽しみがあるのもヨーヨーの魅力です。しかし、自分一人だけだと、いかに色んなヨーヨーにふれても、続くものも続かない、行きたいところまで行けないというのは多くの人が実感しているかと思います。

『誰かと一緒にヨーヨーをやる』という形は、時代の流れと技術の進化によって多様化してきています。ヨーヨーを広めるために何かをしたいという方、自宅からでも気軽に参加できる、こんな形のイベントを検討されてみてはいかがでしょうか。

http://x33.peps.jp/iwateyoyo/
GANSPI

協力:@kouji44ganspi(久保田)さま

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

スタッフの中で最年少ながらも物怖じしない性格と、持ち前のガッツでがんばるリワインドのフロントマン。よく寝てよく食べる。2008・2009年ニューヨーク国際オープン1A部門優勝。2009年世界大会1A部門優勝。現在C3yoyodesignに所属し、シグネチャー「クラウン」「クラウン.wst」発売中。

目次