ヨーヨーのベアリングのはずし方

ヨーヨーのベアリングは、手でカンタンにはずせる物と、硬くて手ではずせない物があります。ガッチリとロックされていても、不良品ではありません。回転精度や剛性を高めるために、わざと硬く取り付けられている場合があります。

ベアリングが手ではずれない場合は、以下の方法ではずします。

●ベアリングリムーバーを使う
●ペンチを使う

目次

ベアリングリムーバーを使う

ベアリングリムーバーは、ヨーヨー専用に作られた物が販売されています。YYFマルチツールアヅミテクノ ベアリングリムーバーをお使いください。

多くのヨーヨーがサイズCベアリング搭載であるため、一般的なリムーバーもサイズCベアリング用に設計されています。ベアリングのサイズが違うと、サイズC用のベアリングリムーバーを使うことができません。あらかじめヨーヨーに付いているベアリングのサイズを確認してください。

32秒~44秒で解説しています。

1.ボディを分解し、アクセルをはずします

ヨーヨーを分解し、ベアリングが付いている側にアクセル(軸)が付いている場合、まずはアクセルをはずしてください。アクセルが付いたままだと、アクセルがリムーバーに当たってしまうことがあります。
ベアリングが付いている方と反対側にアクセルが付いている場合、アクセルをはずす必要はありませんので次に進んでください。

2.リムーバーをベアリングの内側(内径)に挿します

3.リムーバーを揺らしながらベアリングをはずします

リムーバーを左右にカタカタと揺らすようにしながら少しずつ引っ張ります。一気に引っ張るのではなく、ゆっくりとやるのがポイント。

ペンチを使う

ペンチは市販の物をお使いください。
ここでは、ペンチを使ったはずし方を解説しています。参考にしてみてください。

【注意】
※工具は慎重に扱いましょう!子どもだけで扱わせないよう注意してください。ペンチで指をはさんだりしてしまうと、ケガの原因となります。ペンチの取扱説明書もあれば、よく読んでおきましょう。
※ベアリングをはずすとき、力の入れ方次第ではベアリング破損の危険があります。必ず慎重に行って下さい。もし破損してしまった場合はベアリングを新しいものに交換して下さい。(交換用ベアリング一覧)

■用意するもの

・ペンチ(サイズに注意)
実際に買う前に試しておくと安心です。
お店の人に聞き、一度はずしたいベアリングに使えるか試してから購入しましょう。

【写真1】ベアリングはずしの時、ペンチはここを使う。つまり新しくペンチを買うときには、この穴にベアリングがちゃんとはまるかどうかを注意すること。

■準備ができたら、いよいよ作業開始

0.ボディを分解します

ヨーヨーを落としたり、不意にパーツをなくしたりしないよう、必ずつくえの上で「ゆっくり」作業します。

【写真2:クラウン(C3ヨーヨーデザイン)】ベアリングは、どちら側のボディについていても問題ない。

1.ベアリングをペンチではさむ

ペンチの穴でベアリングをはさみます。思いっきり握るとベアリングが壊れてしまうので、注意しましょう。


【写真3:クラウン(C3ヨーヨーデザイン)】穴にしっかりロックする。ボディにもキズをつけないよう、丁寧にやること。ゆっくりやれば、ベアリングはずしはカンタンにできる。

【写真4:クラウン(C3ヨーヨーデザイン)】ふつうキズはつかないが、それでも不安な場合は、ティッシュを2枚に重ねて、その上からベアリングをはさむようにする。

2.カタカタと左右にゆらしながら、ベアリングをはずしていく

まっすぐ上に引き抜くのではなく、左右にゆらしながらというのが大切です。

【写真5:クラウン(C3ヨーヨーデザイン)】左右にカタカタとゆらす。ペンチでケガをしないよう、必ずゆっくり作業することが大切。

3.無事はずれれば、作業完了!


【写真6:クラウン(C3ヨーヨーデザイン)】作業はこれでおしまい。なれてしまえばとてもカンタンな作業となる。ベアリングはとてもデリケートなパーツなので、大切に扱うこと。

番外編:軸がどうしても外れない場合

目次