反転しないルーピングトリック「ムーン系」の話

みなさんはルーピングトリック練習してますか?

今回はルーピングトリックの種類のひとつである「ムーン系」についてお話します。

まず、JYYF(日本ヨーヨー連盟)の公式サイトで確認したところ、一般的に加点対象となるルーピングトリックは以下のように記載されています。

・ルーピング系(ループ、ホップなど)
・ムーン系(リーチ・フォー・ザ・ムーン、プラネット・ホップなど)
・ラップ系(ループ・ラップなど)
・タングラー系
・アラウンド・ザ・ワールド系
・そのほか、ヨーヨーの難易度を伴った2A部門にふさわしい動き

JYYF公式YouTubeチャンネルで公開されている2A部門紹介動画でも、トリックの種類について説明されています。

そう、一言で「ルーピング」と言っても、細かく種類があって、それぞれヨーヨーの動かし方や必要なスキルは違ってきます。

この中で、一番メジャーなのが「ルーピング系」だと思います。
インサイド・ループホップ・ザ・フェンスなんかは、ルーピングの王道トリックですね。

このルーピング系の最大の特徴は、手を返す時にヨーヨーが反転するという所なんですが、これと正反対なのが「ムーン(アーチ)系」のトリック。

ムーン系は、その名の通りリーチ・フォー・ザ・ムーン(シュート・ザ・ムーン)に代表されるようなトリックで、手を返さないのが特徴です。
この手を返すか手を返さないかがポイントで、練習に向いているオススメヨーヨーが180度変わります。

「ルーピングトリックはルーピング専用のヨーヨーでやるのが鉄則!」

…と言っていますが、実は例外もあるんです。
反転するルーピング系の場合、ヨーヨーが反転するためにコントロールエッジの効いたノーマル形状がオススメです。具体的には、ループ720イニシエーターループアップなんかが代表機種。

対して、反転しないムーン系の場合、オススメのヨーヨーは真逆で、エッジの効いていない幅広機種が良いです。具体的には、引き戻しの1A機種であるワンスタースピーダホリックなどがオススメです。
むしろ、オフストリングヨーヨーでも良いくらい。(オフストリングヨーヨーにストリングを付けた状態で行う)

ムーン系という名前ですが、いきなりリーチ・フォー・ザ・ムーンは結構ハードルが高いので、まずはプラネット・ホップから始めてみましょう!

こちらでも詳しく解説しています!

 

最後に余談ですが、ツーハンドのリーチ・フォー・ザ・ムーンの世界記録は、なんと1057回!!(AYYA/アメリカヨーヨー協会の公式記録)
2005年にナショナルグランドマスターのBill de Boisblanc氏が達成した記録です。すごいですね~!

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