パッド交換

ヨーヨーの中心に、ゴムのパーツ(パッド・Oリング・ステッカー)をつけているものは定期的な交換が必要です。

メンテナンス:パッド交換

ヨーヨーの中心のゴムのパーツ、ステッカー・パッドは消耗品。すり減って戻りが悪くなったら交換しましょう。
パッドとは、シール状のゴムシートで、近代のストリングトリック用ヨーヨーで主流となっているレスポンスです。
ルーピング用ヨーヨーでも、ダンカンのスピードビートル(ハイパーヨーヨーのウィンドオービット)がこの方式を採用しています。

※「ステッカー」と「パッド」は、基本的にはメーカーごとに呼び方が違うだけで、同じ物です。ですので、両方を同じものとして解説させていただきます。また、ここでは便宜上「パッド」と呼称します。

また、Oリングも同じ交換の仕方ですので、このまま次へ進んでください。

目次

■用意するもの

・各ヨーヨーに対応するパッド
対応するパッドを調べたいときは、各ヨーヨーの詳細欄にある「レスポンスシステム(サイズ)」または右側にある「関連する商品」をご覧ください。
・つまようじ、もしくはピンセットなどの先のとがったもの

■準備ができたら、いよいよ作業開始

0.ボディを分解する


あらかじめベアリングを外しておくと、作業が楽になるので、なれないうちはできれば外しておくこと。手で外れない場合はこちら。

1.つまようじやピンセットで、パッドをはしっこの方からめくる

上のパッド部分だけでなく、底の粘着テープからゆっくりめくりあげるとキレイにとれます。粘着テープのないパッドやOリングの場合は、そのままペロっと取ってしまってOKです。

底の粘着テープから、ていねいにはがす。先の細いものを、外側からゆっくり差し込む。 ピンセットはこういう時に役に立つ。ほかにも役に立つ場面がたくさんあるので、1個は持っておくと吉。

2.粘着テープをキレイに取る

粘着テープだけが残ってしまったら、つまようじでキレイに取ってあげましょう。ピンセットだと取りやすいですが、ボディにキズをつけないよう注意してください。
透明テープタイプの場合は、透明なシートがきれいに残ってパっと見、テープが見えない場合があるので注意してください。

粘着テープのないパッドやOリングの場合は、飛ばして次へ進みましょう。
※パッドで隠れてしまうところにキズが入っても、とくに使用上問題はありません。

もし粘着テープが残った場合は、このようにまたていねいにはがす。大きなカタマリがだいたい取れたら、次へ進む。

3.ミゾのカタチにあわせて、新しいパッドを貼る

ミゾから浮き上がったり、はみでたりしないよう(キレイに平坦になるよう)にキレイに貼ります。パッドが変に浮きあがったりしていると、本来のヨーヨーの性能を一切発揮できません。

このように台紙のあるパッドは、台紙を半分だけ剥がしてから貼ると、粘着面にふれずにキレイに貼ることができる。バンソウコウを貼るのと同じ。


貼ったあとは、上から親指で強く押しつけておく。こうすることで、強いスローにもバインドにも耐え、はがれにくくなる。

4.ボディを組み立てて、完成!


パッドは種類がさまざまだが、まれに違う規格のもの同士がキレイにはまることもある。また、パッド自体のやわらかさを選べるメーカーもある。

よくある質問「パッドの寿命って?」

パッドの寿命は、実は人によってバラバラです。さらに使用機種によってもばらついたり、スタイルによっても、使うパッドによっても異なります。1日に何時間も全力でプレイする人であれば1日で何枚も交換しますし、1日5分・10分ほど使用するくらいであれば何ヶ月も交換する必要がないという方もいます。共通点は、ヨーヨーが戻ってきにくい・使いにくいと感じたときに交換するということ。あくまで目安ですが、2週間~1ヶ月ほどが平均的な交換ペースのようです(当店独自調べ)。

■パッドの保管方法

パッドはやわらかいゴム製品なので、日光の当たる場所・熱がたまる場所などは避けましょう。とくに粘着テープ部分は熱で溶けてしまうことがあり、いざ使いたいときに使えなくなってしまっていることもあります。

ベアリング・パッド向けパーツケース】パッド以外にも、ヨーヨーのアクセルやベアリングなど、細かいパーツの収納に最適なケース。

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