シムの使い方

ヨーヨージャムの機種の一部には、シムというパーツをつかい、ミゾ幅(ギャップ)を自由自在に調整できる機種があります。

シムってなんだろ?シムの使い方がわからない!そんな方は次へ進んでください。
シムがつかえるヨーヨーを使っていて、「頑張ってトリックに挑戦しているんだけど、途中でヨーヨーが止まってしまう、思い通りに動かない……」という方、騙されたと思ってシムを使ってみてください。見違えるほどに使いやすくなるかもしれませんよ。

なぜシムをつかうのか?

やはりヨーヨーのミゾ=「ギャップ」の幅を調整するためです。ヨーヨーのミゾのことを「ギャップ」といいます。シムとは、ヨーヨーの中に丸いドーナッツ状の板をはさみ、ヨーヨーをわざと途中までしか締めれないようにして、ギャップを広げるためのパーツなのです。


【写真1:キックサイド(ヨーヨージャム)】ギャップが狭いほど、ストリングが巻きついたときにボディとストリングがこすれやすく、スリープロスが激しい。そのかわりクイックな戻りになり、初心者向け。

【写真2:キックサイド(ヨーヨージャム)】シムを入れて、1ミリ程度広がった状態。このわずかな差が大きな性能差となる。ストリングがボディにふれにくくなり、トリック中の回転ロスを激減させる。

ふつうのヨーヨーは、開けてすぐの状態のセッティングをそのまま使います。それゆえにメンテナンスもセッティングも楽でしたが、ひとつのヨーヨーからひとつの感触しか味わえないという欠点もあります。しかしシムをつかうヨーヨーは、シムの厚みさえかえればひとつのヨーヨーでいくつものバリエーションが試すことができ、用途やトリックによって使い分けも可能となります。
(たとえば初心者の人に貸すときはシムをはずして引き戻しのヨーヨーに、自分がガンガン練習したいときはギャップを最大に、といった使い分けもできます)

要するに、シムというパーツはヨーヨーの可能性を広げるパーツということです。シムがつかえるヨーヨー をもっていて、「頑張ってトリックに挑戦しているんだけど、思うようにいかない……」という方、騙されたと思ってシムを使ってみてください。

用意するもの

・シム
当店にはヨーヨージャム純正のシムセット(レッド)(グレー)があります。
コンケイブベアリングとセットになったシムもございます。
・ペンチ(ベアリングが手ではずれる場合は不要)

 

準備ができたら、いよいよ作業開始

1.ボディを開けて、ベアリングをはずす

ベアリングが手ではずれない、またはベアリングのはずし方がわからない場合は、こちらをご覧ください。
つくえの上で、落ち着いて作業しましょう。


【写真3:キックサイド(ヨーヨージャム)】ボディは慎重にはずすこと。あせらずゆっくりていねいに。

2.シムをいれる

まずは1枚から。少ない枚数から試しましょう。
※中央が凹んだコンケイブベアリングセンタートラックベアリングといった特殊なベアリングをつかう場合、ボディ両側に同じ厚みのシムをはさむと、バランスがよくなります。


【写真4:キックサイド(ヨーヨージャム)】まん中の赤い輪っかが「シム」。平坦になるよう、奥までしっかりはめこむこと。斜めのままだと、組み立ての時、ボディもシムも壊してしまうので注意。

3.組み立てて、完成

シムが途中ではずれないよう、ベアリングとシムをしっかり見ながら、ゆっくり組み立てます。


【写真5:キックサイド(ヨーヨージャム)】片側に1枚だけはさむときは、ベアリングの下にはさむようにし、机の上に置きながら組み立てる。両方のボディにシムをつける場合、ヨーヨーを地面と垂直に持って閉める。

4.つまようじやピンセットで取りはずしも可能

セッティングが気に入らなかったら、何回でもやり直しができます。ボディを強く締め過ぎたり、乱暴に扱うとキズついたりしてしまうので注意。


【写真6:キックサイド(ヨーヨージャム)】この「取りはずし可能」というのが、シムというパーツの大きな特徴。自分にあったセッティングをカンタンに探し出すことができる。

シムをつかうときの注意!

シムをはさみすぎると、ボディがちゃんと閉まらなくなり、ヨーヨーがまともに使えなくなってしまいます。個体差もありますが、片面だいたい1mmが限界です。(両面あわせて2mm程度が限界です)
ギャップ幅を最大にしたいときは、レッドシムを両側に1枚ずつはさむのがオススメです。


【写真7:キックサイド(ヨーヨージャム)】このようにゴチャゴチャにシムをはめこまないこと。曲げたりしないよう、慎重に扱おう。

シムは絶対に必要か?

シムはあくまで「オプション」です。絶対必要かというと、そうでもないのです。トリックレベルが上がってきたりして、いろいろなセッティングを試したくなってきたとき、このシムというパーツが活躍します。また、ボディ開閉によるギャップ調整機能つきのヨーヨーは、そもそもボディをゆるめてあげるだけでギャップ調整が可能です。だいたいですが、1周くらいまでゆるめると最大幅になります。

(自由自在に調整できる分、分解などをする度に調整し直さなければいけないのが欠点であり、そのため、それらのヨーヨーでは【まずシムを使わずに好きなギャップ幅を探して→次にシムをはさんで、そのギャップ幅でガッチリ固定する】という使用方法がメジャーです)

「そういえばこのヨーヨー、シムで何か調整できるんだっけ」と、頭の片隅にでも置いておいてあげてください。


【写真8:YYJ シムセット(グレー)】直径7mm程度と小さな体ながらも、影の大役。シムだけでなく、ヨーヨーはミクロなパーツたちに支えられている。使わないシムはパーツケースへ。