【トリック動画】Hank’s Tricks in SLOW-MO! ハンク・フリーマン選手(とその友人達)のトリックスローモーション動画

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『Hank (and his friends’) Tricks SLOW-MO / ハンク・フリーマン選手(とその友人達)のトリックスローモーション動画』

2011-13年世界チャンピオン(3A)、ハンク・フリーマン選手(とその友人達)のトリックをスローモーションで撮影させていただいた動画です。

Player: Hank Freeman
3x 3A World Yo-Yo Champion
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YouTubeチャンネルのHank’s Tricks in SLOW-MO!再生リストはこちら
https://www.youtube.com/playlist?list=PLUsNCMNyWpzyTMYgjcreikPWfOibMyW0-


3A「レール&ロールコンボ」

第一弾はレール主体のコンボから!とはいっても、途中がレール主体というだけで、全体を通して様々な要素が盛り込まれています。スライド・スイッチの応用からキンキー・トライアングルに始まり、その後リキャプチャー等に発展していきます。

正面から見ると「面」でしか見ることができませんが、頭上から見ると、左右のヨーヨーがかなり複雑に前後に行き交っているのがわかります。全体を通して練習できなくても、一部一部だけでも理解できると、自身のスキル向上に役立ちますので、じっくり観察してみてください。

1A「サボテン」

第二弾はうってかわってピクチャートリック。第二弾にして早速スローの意味があるかわからない技。トラピーズができれば誰でもトライできるカンタン技です。結び目の向きがピロピロしたり、ヨリでぐにゃっとなるとリアル感がうすくなっちゃうので、ちゃんとヨリを直してから、結び目を作ったらしっかり強めにつまむとイイ感じです。

ちなみに、結び目の位置を変えたり増やしたりすればオリジナルのサボテンが作れます。創作性満点。

1A「スラップ&3Dスラックコンボ」

第三弾は三次元方向にウネウネするスラックコンボ!なんですが、実は途中にあるチョップスティック(0:29)が結構難しいです。もしお持ちなら小さめのヨーヨーの方がやりやすいかもしれません。

スローから最後までテンポよくいきたいですね。

3A「ベルベット・ロールコンボ」

まずベルベットからの中級コンボ!え?中級?っていうくらい高難度なんですけど、一手一手分解すれば大幅にやりやすくなりますので、ゆっくり覚えてみましょう。ポイントはタジマバウンドの動作で、この時両手ともほぼ動かさず、ヨーヨーだけが動いているようにするとキレイです。

3A「ベルベット・ロール&ホップコンボ」

続いては超上級編!ハンク選手がフリースタイルに入れているものなのでウルトラ難しいです。上記のベルベット・ロールコンボに加えて、導入が特殊になり、さらに細かなマウントやタジマバウンドのバリエーション、そしてホップまでも織り交ぜています。流れを学ぶにも、自分でコンボを作る参考にもなれば幸いです。

1A「インフルエント・グリーン・トライアングルコンボ」

今回は肘にストリングをかけながらひたすらヨーヨーをうねうねする技です。流れを覚えるまでは結構苦労するトリックだと思います。頭で考えるより体に染み込ませるタイプですね(とはいえ最初は頭を使わないと覚えるのすら大変)。

1A「スター・イン・スター」

ハンクに「昔の技でおもしろい技って何がある?」って聞いたら出てきました凄いのが。クラシックなピクチャートリックの中でも、特にマニアックなものを撮らせていただきました。

撮影前の想定とは違うスローモーションの活用方法でしたが、これはこれで貴重!2001年当時出版されたヨーヨー雑誌「Fiend Magazine」を見て覚えたそうです。数回のみの出版だったようですが、当時ヨーヨーの雑誌があったということ自体が驚きですね。ちなみにもうひとつ有名な雑誌に「Yo-Yo World」というものもあったそうです。

土日は各地で練習会があるかと思いますが、これを覚えていくとヒーローになれるかも。

3A「ギフト・ラップ&プラスチック・ウィップリピート」

ギフト・ラップ=3Aにおけるラップ(意訳)とプラスチック・ウィップのかける・外す動作がキレイに連動するリピートトリックです。仕組みが理解できるとパズルがはまるみたいに感覚でリピートできるようになります(らしいです)。

3A「ギフト・ラップコンボ」

こちらはギフト・ラップを主に利用したコンボに、さらに上記のリピートの要素も含んだコンボトリックです。この撮影日の2個目の技がすでにこれだったので「今日の撮影は相当ヤバイぞ」と思ったものです。

1A「サイドワインダー・グリーン・トライアングル」

ダンカンクルー時代の同士でもあるWhip氏から教わったトリックとのことです。確かにこの技、ブラジル大会のクリップビデオやフリースタイルで見たことがある気がします。

サイドワインダーってリジェクション系なんだなと思った技です。実際の定義は個々で違うので難しいですが。
サイドワインダー部分の解説はこちらをご覧ください(ミニ・サイドワインダー)。ポイントとしては、振り始めと振り終わりの手とヨーヨーの位置をそれぞれ固定することで、やる度に毎回手の位置がバラバラだと成功率がいまいち上がりません。ハンク氏のデモを参考に、振る前の手とヨーヨーの位置、サイドワインダー後の手とヨーヨーの位置を見比べて参考にし、毎回決まったところから始まって終わるようにしてください。

また、サイドワインダー中、上のストリングにヨーヨーができるだけ近づくのもポイントです。

3A「ブルーライン&バレル・ロール」

ブルーライン・ロールの中級者向けトリックです。両手で同時にバレル・ロールを行うというもの。手の動きは最小限に、ストリングはピンと張る、の二点ができると、かなりキレイになります。

3A「ブルーライン&リジェネコンボ」

こちらはうってかわって超上級者向けです。最後のリジェネレーションも含めてスムーズに行きたいですね。途中で片方はブレイン・ツイスターになったり、ボヨン・ボヨンになったり、ポッピン・フレッシュのようになったりと、見ていて変化が楽しいコンボです。

1A「リフト・アップ・トラピーズ&チョップスティック・リピート」

2001年に、彼がJason Lee氏から教わったトリックとのこと。Jason氏は2001年の全米1Aチャンピオンで、バインド黎明期において様々なトリックを生み出した著名なオリジネイターでもあります。近代の中ではチョップスティックをしながら行うボヨンボヨン、プロトリュージョンの映像が有名かもしれません。今見てもこのキレは凄まじいですね…。

このリピートトリックは多少リジェクションの要素もはさみつつ、親指と人差し指との間を往復することで、ヨーヨーが8の字を描きます。手が小さい方はトラピーズを中指で行うという工夫もありかもしれません。

1A「リフト・アップ・トラピーズ・リピート」

こちらは最初のリフト・アップ部分だけでリピートします。すばやく一定のリズムでリピートするならこちらの方が難度が高いのではないかなと思います。

3A「ツーハンド・トラピーズ&キンクリピート」

こちらは「これならそんなに難しくないよ」とハンクが言っていたリピートトリックです。本当か?リズムをつかめば他にも応用が利きそうなクイックホップ的要素(厳密には違います)を内包しています。ツートラ自体が苦手でも、イージー・ツーハンド・トラピーズから入ってやってみるのもありかもしれません。

1A「リジェクション&3Dスラックコンボ」

こちらはチェコ滞在時に習得したVashek選手のトリックとのこと。ヨーヨーを回転方向に対し垂直に動かす3D系トリックなのですが、あまり大きく動かしすぎるとストリングから外れてしまいます。自分の体の方(この場合は手から腕)をおもに動かすようにして、ヨーヨーは最小限の動きにします。

1A「3Dスイング&インバーテッドコンボ」

こちらもチェコで習得したTomas選手のトリックとのことです。実はこちらもさりげなくリジェクション風の動きが入っています。

1A「サラバント・ロール」

「サラバント」と呼ばれる、肩にストリングをかけ手首のストリングに乗せるトリックの応用で、同じ方向にヨーヨーがぐるぐると回るタイプのリピートトリックです。乗せるパートと外すパートまで一気に流れで、ゆっくりでいいので止まらずやってみましょう。

3A「キンク・ギフト・ラップコンボ」

このビデオシリーズも佳境に入ってまいりました。これから登場する3Aのコンボは、さらに難度が上がったものばかりです。途中、一瞬ツーハンド・トラピーズ&キンクリピートのパートが入っていますので、よく観察してみてください。

1A「イン・アウト・ロック・ザ・ボート(イン・アウト・ボルケーノ・シーシック)」

「ボルケーノ」と呼ばれる、横の状態でのボヨンボヨンをシーシックにし、さらにそれを発展させたものです。僕の記憶では2010年くらいに流行した動きなのですが、なかなか難度が高く、キレイにできる人はそう多く居ないかと思います。なのでキレイにできる人本当に凄い。

違う方の手の外側や、上下反転バージョンなんかもあります(もっと難しくなります)。

最後のバインドの仕方に注目した方も多いのでは。こちらはハンク氏がオリジナルで考えたそうです。ぜひ一緒に練習してみてください。

3A「キンク・トルネードコンボ」

いよいよラスト3個です。最後はすべて3Aで飾ります。
こちらはキンク・トルネードと呼ばれる、片方はロールしながら、もう片方はローラーコースターのような形でマウントを繰り返す形を発展したコンボです。

ある程度同じカタチからいろんなマウントに派生させているため、このコンボのパーツ自体は別の順序にスイッチ可能です。最後のほどくパートだけでも真似したい人は多いのではないでしょうか。

3A「トライ・アタック&フーディーニ」

最初に行われているこのコンボで一番難しいパート、トライ・アタックからギフト・ラップをしながらフーディーニ・マウントをする部分は、Polo Gerbkamol選手と一緒に作ったそうです。
さくさく撮影が終わった今回の彼の撮影の中で、数少ないリテイクが多かったコンボです。結構新しくできたほうらしく、無事決めることができて嬉しそうでした。収めさせてもらったこっちも嬉しいです。

3A「キンク&スーサイド・キャッチコンボ」

ついにこのビデオが最終回です。23本目のトリックを飾るのは、途中にチョップスティックもスーサイド・キャッチも挟んだ、もっともリテイクが多かったコンボです。途中のバウンス・ダウン(1:04~ヨーヨーが異なる方のストリングも使いタジマバウンドのような動きをするトリック)からの流れもたまりません。

さて、このビデオの公開に際し、今シリーズをまとめた再生リストの中身を「公開日順」から「部門・種類順」に再ソートしました。彼が撮影させてくれたハイレベルなトリック、おもしろいトリックの数々を、ぜひ再度ご覧ください!

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