ストリングからヨーヨーが離れるプレイスタイル、オフストリングのはじめ方です。外見はディアボロ(中国ゴマ)に似ていますが、ヨーヨーならではの独特のトリックも多く存在します。まずオフストリングは、イチバン基本となるトリック「フォワード・パス・マウント」を練習しなければいけないのですが、まずこのトリックがとても難しいのです。しかし、初めてストリングの上に乗った瞬間、ヨーヨーを落とさずにトリックが最後までできた瞬間は、他のプレイスタイルにはない感動があります。
落としてはいけないというとびっきりの緊張感が、たまらなく楽しいプレイスタイルです。
大会では「4A部門」と呼ばれています。
このビデオからオフストリングを始めよう!
もっと詳しく知りたい方は、こちらをお読みください
「オフストリングならでは」「ヨーヨーならでは」のトリックたち
ヨーヨーが自由自在に動き回れるのが、このスタイルの特徴です。体を使ったり、回転したり、はたまた高く飛ばしてみたりと、独特の楽しみがあります。
>>キャッチ・ターン
また、いくらストリングから離れていても、最後は手に戻ってきてこそヨーヨーです。オフストリングには、「手に戻すためのトリック」というのも多くあります。
大会の様子もぜひご覧ください。1つのミスが命取りとなる、見ていてとてもスリルのある部門です。
>>2010年度 全国大会 4A(オフストリング)部門優勝 オカダナオト選手
用意するもの
オフストリングヨーヨー
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やはり落としても壊れにくいよう設計された、オフストリング用のヨーヨーを用意するのがイチバンです。ただし、オフストリング用といえど絶対に壊れないというわけではありませんのでご注意ください。
広い場所、オフストリングを練習してもよい場所
オフストリングは練習中、どうしてもヨーヨーが落下します。そのため硬い地面だとヨーヨーが傷ついたり、やはり早く壊れる原因となります。また、回転したヨーヨーが地面に落ちると、勢いよくまわりのものにぶつかったりします。布団の上や、あまりものを置いていない部屋で練習するようにしたほうが良いでしょう。外というのもありですが、砂が多いところだとベアリングがジャリジャリになってすぐ壊れることがありますので、なるべく芝生の上などで練習しましょう。また、周りに車がよく通る公園などでの練習は絶対にやめましょう。
ストリングのまき方
ふつうにまくときと同じように、親指でストリングをおさえながら前に巻きます。
![]() 【写真1:エアウェーブ(ヨーヨーファクトリー)】ストリングのはしっこを、親指でおさえながらまく。 |
![]() 【写真2:エアウェーブ(ヨーヨーファクトリー)】親指をはなさず最後までまいても良いが、4回~5回まいたあとは、親指をはなしてまいても良い。 |
![]() 【写真3:エアウェーブ(ヨーヨーファクトリー)】親指をはなして最後までまくと、このようにキレイにまける。 |
実際にまいているときのビデオもぜひご覧ください。最後まで親指でおさえたままでまく方法と、途中で親指をはなしてまく方法のビデオです。
まずはテッテーテキに「乗せる」練習!
オフストリングヨーヨーを手に入れた方もそうでない方も、まずはふつうのヨーヨーで、このトリックを練習してください。
これはオフストリングの基本トリック「フォワード・パス・マウント」を早く身につけるための練習です。このピンホイールを練習することで、ヨーヨーをカラダの前でコントロールすることに慣れます。
これが10回でも20回でも連続でできるようになったら、続いてオフストリングヨーヨーで「フォワード・パス・リリース」の練習です。
跳ね上がったヨーヨーを手でキャッチします。カラダを使ってでも両手を使ってでもかまいません。とにかくヨーヨーをガシッとキャッチします。キャッチボールと同じような感覚です。
これが10回でも20回でも連続でできるようになったら、続いていよいよオフストリングの醍醐味「フォワード・パス・マウント」です。
キャッチはしなくてOKなので、乗ったらすぐ、ビデオのようにヨーヨーをガシッと手でキャッチします。
これが10回でも20回でも連続でできるようになったら、「フォワード・パス・マウント&スリープ」です。まだ乗せるのがやっとだと、ここから一気に難しくなります。
10秒間スリープさせて、手でガシッとキャッチします。
これができても、まだオフストリングのトリックはできません。次はいよいよ「フォワード・パス・マウント&キャッチ」に挑戦です。
乗せたらすぐにヨーヨーを巻き戻します。ただそれだけなのですが、最初のうちはヨーヨーがスッポ抜けてしまい、ごろごろと地面を転がることになると思います。コツはストリングを交差させるようにしながら手を離すことです。
そして次が、乗せる練習の最後のトリック「フォワード・パス・マウント&スリープ&キャッチ」。これができると、オフストリングで様々なトリックに挑戦できるようになります。
もっと詳しく知りたい方は
オフストリングヨーヨー専門メーカー「ジャパンテクノロジー」が公開している「JTオフストリングヨーヨーレッスン」が動画でわかりやすく解説しています。
ここまで出来たらトリックリストへ!
ここから先のトリックは、オフストリングのトリックリストを見てトライしましょう!