2個のヨーヨーを両手に持ちストリングトリックをするスタイル「3A(スリーエー)」のはじめ方を解説します。
3A(スリーエー)とは?
1Aのようなストリングトリックを2Aのように両手で行うことから、1A+2Aで3Aとなっていますが、3Aは元々「AAA(トリプルエー)」と呼ばれていました。現在はスタイルの名前も部門の名前も共に「3A」と呼ばれています。
>> 2019年世界大会3A部門チャンピオン 三浦元(ミウラハジメ)選手
2個のヨーヨーを両手に持ちヨーヨーを操る部門としては2A(ツーハンドルーピング)部門がありますが、3Aではストリングトリックを行うため、どちらかと言うと1A(ワンハンドストリングトリック)のスキルをある程度必要とします。こちらのトリックリストにあるレベル1くらいができるようになると良いでしょう。
また、3Aは他のどの部門と比べてもヨーヨーの性能に左右されやすい部門です。以前は引き戻しの1Aヨーヨーが使用されていましたが、現在はバインドヨーヨーが使用されることがほとんど。スリープが長く、安定感のあるバインドのヨーヨーがおすすめです。(可能であればフルメタルヨーヨーの方がなお良いでしょう)
そして、ヨーヨー選びと同じくらい重要なのがストリング選び。3Aではストリングを短めにするのが一般的です。(←ここ重要!)地面にヨーヨーを着けた状謡で、ストリングが股下くらいの長さにすると良いでしょう。しかし、ストリングが短いと、ヨーヨーを投げる時に強い回転がかけられなかったり、戻すときにバインドしにくくなってしまいます。そのため、ストリングを短くする代わりに、太めのストリングを使ったりソフトタイプ(やわらかめ)のパッドを使用することで、それらの難点を補っています。

ストリングは短めにするのが良い
おすすめヨーヨー・ストリング・パッド
ヨーヨー
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ストリング
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パッド
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ツーハンド・スリーパーをやってみよう!
3Aの最初のステップは、まず2個のヨーヨーをまっすぐ投げること。
初めてやってみると、これが意外と難しいもの。とくに利き手ではない方のヨーヨーが斜めになってしまいがちなので、まずは利き手ではない方のヨーヨーをまっすぐに投げられるよう練習しましょう。そして、2個のヨーヨーそれぞれがまっすぐでも、互いのヨーヨーが平行にならないと3Aのトリック習得は難しくなってしまうので、次のステップはヨーヨーが傾かないようまっすぐ、かつ2個のヨーヨーが平行になるよう練習しましょう。
基本トリック
3Aの代表的なトリック「ベルベット・ロール」が出来るようになると3Aが面白くなってきます。が、その前にベルベット・ロールのマウント状態までを行う「ベルベット・マウント」を習得しましょう。
一見複雑そうに見えますが、片手ずつ見てみると難しいことはやっていません。マウントの作り方を覚えて、基本のツーハンド・スリーパーがしっかり出来ていれば、意外と出来るはず。ゆっくりと落ち着いてトライしてみましょう!
>> ベルベット・マウント
ここまで出来たらトリックリストへ!
ここから先のトリックは、3Aのトリックリストを見てトライしましょう!