ムスタングとチタンヨーヨー全般の取り扱いについて

[ORBEA ORCHIS]

いつもお世話になっております。
先日、ターニングポイントのムスタングを購入させていただいたのですが、それについてお伺いしたいことが数点ございますので書き込みさせていただきました。

1.こちらに初期搭載されているベアリングはNSKマイクロ製 凹型国産ベアリングと見受けられるのですが、相違ないでしょうか

2.ベアリングロックが猛烈に硬く、同社のソウルは非常にスムーズに素手でもするっと外れたのにこちらは信じられないほどきつくハマっておりました。ムスタングはベアリングロックが硬い機種なのでしょうか

3.NSKマイクロ製 凹型国産ベアリングの商品ページにある「精度が非常に高く作られており、ベアリングロックの硬い一部の機種にはめる際には注意が必要です。」という部分についてお伺いしたいのですが、この場合の注意とはどのような対応をすればよろしいでしょうか？

1につきましては手持ちのNSKベアリングと見比べたときに見た目が近かったことから、そうではないかなと考えました。もしそうであれば脱脂などはせずに使用するつもりなので、お教えいただければ幸いです。
2については推測でしかないのですが、本当に猛烈に硬くて仕方なく、なんとか外れはしたもののこれが個体差なのかすべてこういうものなのかが判断できず、念の為お伺いできればと思っております。
3については、現状のところは他の機種と同じく
「ベアリングリムーバーを差し込んで少しずつ色々な方向に向けてずらすように傾けるのを繰り返して外す」
「装着時はできるだけまっすぐに片側のボディにベアリングを取り付けた後、奥まで入り切らない分は逆側のボディを取り付けて少しずつ締め付けることで圧入する」
ということに加えて、何分高価かつやっと入手できたことから心配になってしまったため
「ストリングトリック用のオイルを両側ボディのベアリングロックとアクセルの両端に1滴ずつ塗ってからベアリング、アクセルを装着する」
といった方法を取っているのですが、上記の対応は間違っておりませんでしょうか？

また、可能であればなかなか予備を買うのも難しい機種であるため、永く使う上でこうしたほうがいいなどのことがありましたらお教えいただければ助かります。
心配性すぎるとは思うのですがベアリングロックがあまりにきつく、硬いチタン製であっても歪めてしまっていないか等気になりすぎてしまって・・・・！
チタンのヨーヨー自体まだ不慣れなため、今の所城戸さんが以前他のスレッドで回答してらっしゃった
「磨き布は使わず柔らかい布で表面を拭くくらいにする。汚れが付着した場合にはベアリングを外して中性洗剤などで洗い、乾かす。」
ということだけは守ろうと思っていたのですが、他にもなにかありましたらお教えいただけませんでしょうか。
お忙しいところ大変申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

[城戸慎也 (REWIND)]

ムスタングをお求めいただき、ありがとうございます。

1.こちらに初期搭載されているベアリングはNSKマイクロ製 凹型国産ベアリングと見受けられるのですが、相違ないでしょうか

新品に初期搭載のものは、NSK製で間違いないかと思われます。

2.ベアリングロックが猛烈に硬く、同社のソウルは非常にスムーズに素手でもするっと外れたのにこちらは信じられないほどきつくハマっておりました。ムスタングはベアリングロックが硬い機種なのでしょうか

ヨーヨー側とベアリング側の個体差も影響しますが、ターニングポイント製のヨーヨーは基本的にベアリングロックが硬いです。どちらかといえば、お手持ちのソウルのほうが少しイレギュラーかも…？しれません。

3.NSKマイクロ製 凹型国産ベアリングの商品ページにある「精度が非常に高く作られており、ベアリングロックの硬い一部の機種にはめる際には注意が必要です。」という部分についてお伺いしたいのですが、この場合の注意とはどのような対応をすればよろしいでしょうか？

これは斜めの状態ではめこまないよう注意していただければ問題ありません。ベアリングロックがゆるめであれば、斜めに置かれた状態でも、締めた際にまっすぐに直って占めることができますが（それでも斜めに置くことは絶対に辞めたほうがいいのですが）、ベアリングロックが硬い場合、斜めのままメリメリとヨーヨーに食い込んでしまったり、ベアリング側がゆがんで破損してしまうといったことが起きやすくなります。

「ストリングトリック用のオイルを両側ボディのベアリングロックとアクセルの両端に1滴ずつ塗ってからベアリング、アクセルを装着する

問題ないと思われます。アクセルをさす穴や、ボディ自体にオイルが付着しないようご注意ください。

また、可能であればなかなか予備を買うのも難しい機種であるため、永く使う上でこうしたほうがいいなどのことがありましたらお教えいただければ助かります。

ほかのすべてのヨーヨーにも該当しますが、ささいな衝突や圧力によってもヨーヨーにダメージは蓄積されますので、できるだけヨーヨーケースに入れて保管・持ち運びをすることを推奨しております。
とはいえチタンは相当頑丈なので、あえてカジュアルに持ち運ぶ（ターニングポイント製品付属のポーチでかばんに入れる・あえてむき出しでホルダーにつける）方も多いです。頑丈だから多少雑に扱っても問題ないと割り切ってしまっているパターンですね。もし将来「普段ふらり持参する用」チタンができた際には、こうした形で使っていただくのもありかと思います。

[ORBEA ORCHIS]

お答えいただきありがとうごさいます！
非常にわかりやすく助かります。
恐れ入りますが、その上でもう少し追加でお伺いしてもよろしいでしょうか？

斜めにならないようにということは、真っ直ぐであれば軽くハマっているだけの状態からでも締め込んでいってよさそうでしょうか？

アクセルを挿す穴というのはネジ穴でよろしいでしょうか？
この場合、アクセル側にはつけるがネジ穴の中に垂らして入れるなどはしないほうがいいということでよろしいでしょうか？

ボディ自体への付着というと、ベアリングロックの出っ張り、ペアリングが引っかかる部分以外のところということでしょうか？
現在はベアリングロックの接触面となるところに一滴垂らすような形で塗布しておりますが、そうではなく綿棒などにオイルを染み込ませて塗ったほうがよりよい、でしょうか…？

[城戸慎也 (REWIND)]

斜めにならないようにということは、真っ直ぐであれば軽くハマっているだけの状態からでも締め込んでいってよさそうでしょうか？

できる限り、奥まではまっている状態から締める方が望ましいです。

アクセルを挿す穴というのはネジ穴でよろしいでしょうか？
この場合、アクセル側にはつけるがネジ穴の中に垂らして入れるなどはしないほうがいいということでよろしいでしょうか？

はい。ネジ穴にオイルを垂らすと空中分解の危険性が上がってしまいますので、基本的には推奨されません。

ボディ自体への付着というと、ベアリングロックの出っ張り、ペアリングが引っかかる部分以外のところということでしょうか？
現在はベアリングロックの接触面となるところに一滴垂らすような形で塗布しておりますが、そうではなく綿棒などにオイルを染み込ませて塗ったほうがよりよい、でしょうか…？

その通りです。ようは手に触れる部分やパッドに付着することが望ましくない、とお考えいただければと思います。
塗る際に綿棒で量を調整するのは、理想的な方法のひとつかと思います。

[ORBEA ORCHIS]

本当に細かいことまで聞いてしまって申し訳ありません。
しかしながらとても、本当にとても参考になりました。
そして「普段ふらり持参する用」チタンとは・・・いつか是非実現してみたいです。
せっかく購入させていただいた品ですし、お伺いした内容を踏まえて大事に愛用していきたいと思います！
この度もお答えいただき本当にありがとうございました！