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ルーピング用機種にプラベアリングがないのはなぜ?

Posted: 2020年6月24日(水) 15:48
by yuzu
4,5年前に復帰して、現代ヨーヨーを見てた頃から疑問だったんですが・・・

リワインドさんのスピンスターとか、他社の某ガジェット(笑)のように、
トランスアクセルの入門機種はいくつかあるかと思います。

ただ、これらって、みんなウィングシェイプですよね?

ファイヤーボールが、あるにはありますが、ファイヤー自体、幅が広すぎてルーピングで使うには、オイル頼みになっちゃいますし。

トランスアクセルのルーピング用って、作らないのでしょうか?

素人考えですが、例えば、ループ720のギャップ幅でトランスアクセルとかなら、入門用に、もっと安く作れそうな気がするんですが・・・



以前、城戸さんの他質問へのご回答で、

>ルーピングトリックは、もっとも「初心者用」と「上級者用」のヨーヨーの幅がせまくなっています。

というのを見かけましたが、これが全てでしょうか?

Re: ルーピング用機種にプラベアリングがないのはなぜ?

Posted: 2020年6月24日(水) 16:13
by coma
ヨーヨーファクトリーのGo!という機種がルーピング用プラスチックベアリング(ナイロン?)ですよ!
720のアクセルをプラスチックベアリング向けに変更した機種で720よりもお安くなっています!

Re: ルーピング用機種にプラベアリングがないのはなぜ?

Posted: 2020年6月24日(水) 16:33
by 城戸慎也 (REWIND)
プラスチックベアリング(プラスチックスプール)ですが、こちらはコスト面以外のメリットがうすいというのが結論になるかと思います。

ルーピングはスリープの長さだけを競うことはあまりありませんが、実際には「戻りが強い状態でもどれだけ長く・強く回るか」がかなり重要視されます。ルーピング専用のモデルというのは、この両立ができているものを指し、軽い力投げても、ギャップが狭くてもしっかり回ることでルーピングトリックが安定することはベアリングの特権ともいえます。
スプールはどうしても摩擦が強く、ベアリングを超える回転力を生むことは不可能に近いです。戻りを強くするためにギャップを狭めると、さらにその回転力は落ちてしまいます。また、オイルやワセリンで戻りを調整するとしても、やはりベアリングの回転力にはほど遠くなってしまいますし、しかも構造上すぐ消耗してしまうため頻繁な再注入・メンテナンスが必要となります。

その上で、ルーピングヨーヨーの製作ノウハウがメーカーさんの方で確立してきたためか、ボールベアリング搭載機種のルーピング専用モデルはそこまで高価にならず、世界チャンピオンクラスの選手でも1個2000円~3000円という安価なものがベースとなっています。割とトップクラスの性能のものがビギナー向けからかけ離れた価格ではないため、よりできるだけ安価なものを作ろうというよりは、高性能なもののコストパフォーマンスを説くというのが主流なのかな、と思います。

当店としては、コスト面においてベアリングに勝り、また取り扱いが楽(スペーサーがない・壊れにくい)なため、まったくヨーヨーをやったことがない完全初心者向けのものとして、活躍の場は変わっていても、今後まだまだしばらく活躍しそうです。

そして、実はループ720のスプール版は存在しています。
Goというモデルで(当店ではLED版のみ在庫がございます)、同じくSHU TAKADA選手のシグネチャーモデルですが、その性能上(上記の仕様上)『ビギナーモデル』として分類しております。パーツ切り替えでデザイン違いループ720にもなりますし、そのままでもなかなか楽しいモデルです。機会がありましたら手にとってくださいますと幸いです。

Re: ルーピング用機種にプラベアリングがないのはなぜ?

Posted: 2020年6月24日(水) 17:15
by yuzu
>comaさん
>城戸さん

お二方ありがとうございます。

確かにやりやすさを重視すると、金ベアになりますもんね。

ありがとうございます。分かりやすい考察でした。


GO LEDですか・・・面白そうですね。
(・・・買っても、どうせすぐにボールベアリングに組み替えちゃうんでしょうが 笑)