リスト・オーバー系ラセレーションバインドのバリエーションについて

[S氏]

こんにちは、いつもありがとうございます。

バーティカル・ラセレーション・バインドを習得するため、類似したバインドを先に習得しようと思っていたのですが、見た目も名前も似たバインドがいくつかあったので違いを教えていただきたいです。

（名前がややこしい＆長いので括弧部分で語幹（リスト・オーバー、バインドはいずれにも含まれている）を除いた略称を記載します）


・リスト・オーバー・スルー・バインド
（スルー）

「そろそろ「変わったバインド」はいかがでしょう?【ヨーヨー】」という動画で城戸さんが紹介していらした技です。


・リスト・オーバー・ラセレーション・バインド
（ラセレーション）

リワインド様のXのポストに「改称:リスト・オーバー・ラセレーション・バインド」とありました。


・リスト・オーバー・スルー・ラセレーション・バインド
（スルー・ラセレーション）

トリックデータベースのラセレーション・バインドのページに記載があったものです。


・グラブ・リスト・オーバー・スルー・バインド
（グラブ・スルー）

トリックデータベースのリバース・ラセレーション・バインドのページに記載があったものです。


・グラブ・リスト・オーバー・スルー・ラセレーション・バインド
（グラブ・スルー・ラセレーション）

Xのデモンストレーション動画を拝見しました。逆回しのラセレーションで作った輪を掴んでワンハンドバインドをする・・・ということなのでしょうか。




法則的には「リスト・オーバー」「バインド」を固定部分として

「グラブがつくかつかないか」「スルーがつくかラセレーションがつくか両方つくか」

で6通りありそうなのですが、

グラブ・ラセレーションこと“グラブ・リスト・オーバー・ラセレーション・バインド”も存在するのでしょうか。



教えて頂けると幸いです。

[城戸慎也 (REWIND)]

ややこしくなってしまっており、申し訳ございません。

結論から申しますと、挙げていただいた5つの名称は、2つのトリックの名前です。
名付けられた時期によって名称が異なります。

◆『リスト・オーバー・ラセレーション・バインド』に統一

• リスト・オーバー・スルー・バインド
• リスト・オーバー・スルー・ラセレーション・バインド

最初は『リスト・オーバー・スルー・ラセレーション・バインド』でしたが、名称の短縮化を狙い『リスト・オーバー・スルー・バインド』に変更。その後、「オーバー」が「スルー」と意味が一部重複しているため、よりふさわしい「オーバー」を残し、要素としては「ラセレーション」のほうが重要であると考え、現在の名称に至ります。

　
◆『グラブ・リスト・オーバー・ラセレーション』に統一

• グラブ・リスト・オーバー・スルー・バインド
• グラブ・リスト・オーバー・スルー・ラセレーション・バインド

最初は『グラブ・リスト・オーバー・スルー・ラセレーション・バインド』でしたが、上記と同じく名称の短縮化を狙い『グラブ・リスト・オーバー・スルー・バインド』に変更。その後、こちらも同じく「オーバー」と「スルー」から「オーバー」を残し、さらに構造としてはそのままバインドが発生するものではないため、「バインド」を除いて現在の名称に至ります。

取り急ぎ、ご指摘いただいたトリックデータベースの各ページでは表記を統一しました。

[S氏]

なるほど、ありがとうございます。

トリックについてになってしまうのですが、リスト・オーバー・ラセレーション・バインドは、
ラセレーション・バインドのように振った輪を上からかけるトリック、ということなのでしょうか。

それとも、ストリングを利き手側に振った後に
利き手を反対の手側に移動してそばのストリングにマウントしバインドをするのでしょうか。

リバース・ラセレーション・バインドのデモンストレーション動画の応用編に収録されていたトリックとの違いも教えて頂きたいです。

また、バーティカル・ラセレーション・バインドに派生するのはどちらなのでしょうか。

質問が多くなってしまいすみません。

[城戸慎也 (REWIND)]

それとも、ストリングを利き手側に振った後に
利き手を反対の手側に移動してそばのストリングにマウントしバインドをするのでしょうか。

はい、こちらがリスト・オーバー・ラセレーション・バインドです。
リバース・ラセレーション・バインドとの違いにつきましては、

• ストリングを上から巻き込ませてバインドにするのが『リバース・ラセレーション・バインド』
• ストリングを上から巻き込ませつつ、手がヨーヨーの下をくぐる（ヨーヨーが内側から手の上を超えて外側へ行ってからバインドになる）のが『リスト・オーバー・ラセレーション・バインド』

となっております。

また、バーティカル・ラセレーション・バインドに派生するのはどちらなのでしょうか。

『リスト・オーバー・ラセレーション・バインド』も『グラブ・リスト・オーバー・ラセレーション』も、バーティカル・ラセレーション・バインドに近いストリングをかける動きになりますが、強いて挙げるなら『リスト・オーバー・ラセレーション・バインド』のほうがバーティカルに近いです。
ただ、『リバース・ラセレーション・バインド』の上下を反転したものがバーティカルになりますので、『リバース・ラセレーション・バインド』そのものを確実にするほうが近道かもしれません。

[S氏]

迅速な返信ありがとうございます。
練習してみます！

[S氏]

一度のみですが、バーティカル・ラセレーション・バインド絡まずにできました！
成功率を上げられるよう練習に励みます。

[S氏]

「セイズミック・バインド」はインバーテッドのリスト・オーバー・ラセレーション・バインドという認識で大丈夫でしょうか？

[城戸慎也 (REWIND)]

「セイズミック・バインド」はインバーテッドのリスト・オーバー・ラセレーション・バインドという認識で大丈夫でしょうか？

ストリングのたるませ方と、ヨーヨーが手首周りを通る軌道が異なるため、まったく別の技になります。

[S氏]

そうだったのですね・・・動画を見返して練習してみようと思います。