ヨーヨーを分解したら、パーツが正しい順序で装着されているかを確認しましょう。
また、パーツは正しい規格のものを装着しましょう。規格の違うものを装着すると、最悪ヨーヨーが壊れてしまいます。
一般的に規格が存在するパーツ
- ベアリング
- パッド
- 軸
- スペーサー
各商品毎の規格は、ヨーヨーストアリワインドの商品ページスペック表でご確認ください。
パーツの確認・装着の向き
パーツが正しく装着されていない場合、組み立てができなかったり、最悪ヨーヨーが壊れてしまいます。必ず正しくパーツを装着しましょう。
ビギナーモデル / メタルヨーヨー (スペーサー非搭載モデル)




ベアリング、軸が装着されていれば問題ありません。ベアリングの代わりにプラスチックのスプール(筒)が装着されているモデルもあります(スピンスター、アライズなど)

ベアリングが斜めの状態で組み立てると破損する可能性があります。必ずベアリングは水平に装着して組み立てましょう
ルーピングモデル / ビギナーモデル (スペーサー搭載モデル)



スペーサー搭載のルーピングモデル(ループ720、シーカーなど)は組み立ての際パーツの向きに注意してください。
動画での解説(17:32~)
オフストリングモデル (スペーサー搭載モデル)


オフストリングモデルの多くはスペーサーが搭載されています (バイパーリミックスなどはスペーサーがありません)
なくしやすいので、分解したら必ずスペーサーがあるかどうか確認しましょう。
ルーピングモデルと同じ様に、凹凸面でベアリングを挟むように装着します。
組み立て時の注意
むやみに開け締めを繰り返すと、ヨーヨーが壊れてしまうことも。
ここでは、大切なヨーヨーを長く大事に使えるよう、正しい開け締めの仕方をレクチャーします。
軸穴をあわせて、ゆっくり締めよう!
ヨーヨーを長持ちさせるために特に重要なコツは、アクセル(軸)の先と、軸穴をしっかりあわせることです。
上の動画を参考に、ヨーヨーの本体を横に寝かせるように持って、アクセルと軸穴をあわせた状態でボディを反時計回り(開く方向)にひねると、カチッと音がなります。それが軸穴とかみ合った合図です。
その後は、ゆっくり締めていきましょう。
最後に強くギュッと締める必要はなく、固く止まったところまで締めれば完成です。
初心者向けヨーヨーは、長い軸でナメにくい

ちなみに、初心者向けヨーヨー『ワンスター』や、ほかにもルーピングヨーヨーと呼ばれるタイプなど一部のヨーヨーでは、長くて壊れにくい(ナメにくい)アクセルが採用されています。
壊れにくくはなっていますが、短いものと同様で、しっかりとアクセルを奥まで差し込んでから締めることで、軸穴が長持ちします。
もし、大ざっぱに分解・組み立てをすると…?
中のパーツを無くしてしまう例。とてもよくあるパターンストリングを切ってしまったり、ヨーヨーが中から壊れることも
開け締めでのトラブルは、油断すると起きてしまうもの。
あせって分解してパーツを落として無くしたり、分解した状態でストリングを装着して中で切ってしまったり、まれにネジ山が削れて二度と使えなくなってしまう…なんてことも。
でも、あせらず慎重に分解・組み立てればOKです。
自分で問題なく分解・組み立てができるようになれば、メンテナンスも上達し、ヨーヨーを万全で一番使いやすい状態をキープできます。
つまり、ていねいな分解・組み立ては、上達の大事な一歩なのです。
必要以上に怖がる必要もないのですが、意外と奥が深い「ヨーヨーの開け締め」の世界なのでした。
