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iYoYo x YYF「サンライズ」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#044】

こんばんは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

第44回はiYoYoとヨーヨーファクトリーのコラボモデル、サンライズです。

ドイツのヨーヨーブランド「iYoYo」のオーナーであるDave Geigle氏は、2A不毛の地であるヨーロッパにおいて、数少ない2Aプレイヤーとして活躍してきた。元々ドイツは第一期ハイパーヨーヨーのプロモーションが展開された国の一つであり、ジャグリングメーカー「ヘンリース」がバイパー等のヨーヨーをリリースしていた「ヨーヨーの下地がある国」であった。そのため、ドイツの古参プレイヤーはオールドスクールな上達の道筋を辿り、しっかりと2Aの基礎を身に着けた人も多かったはずだ。Daveもその古参2Aプレイヤーの1人だが、彼が世界大会に参加するようになった頃には周りのプレイヤーは辞めてしまう…日本の冬の時期と同じ状況であった。

Dave氏は一人、世界大会に挑戦し続け、やがて世界中に名が知れ渡るようになる。有名になった背景には、彼が最初に加入したチームヨーヨージャムの存在が大きい。加入時はまさにヨーヨージャム最盛期で、唯一のドイツ人メンバーとして、そして貴重な2Aプレイヤーとして、チームヨーヨージャムの中で存在感を増していった。その結果、グランドマスターBill De Boisblanc氏とダブルネームでシグネチャーモデル「サンセットトラジェクトリー」がリリースされる。ヨメガ一択だった時代に一石を投じたルーピングヨーヨーとしてロングセラーとなる。その後彼はヨーヨーファクトリーに移籍し、さらに独立してiYoYoを立ち上げる。その頃にはすでに選手としては引退宣言をし、ブランドオーナーとしてヨーヨー業界に携わっていくことになるのであった。

かつてヨーロッパの2A界を牽引していたDave氏が、自身のブランドから初めてルーピングヨーヨーをリリースした。それが「サンライズ」だ。「“サンセット”トラジェクトリー」に対して日の出を意味するサンライズというネーミング。そして、今回もBill De Boisblanc氏とのダブルネーム…と思いきや、共同開発にヨーヨーファクトリーを迎え、トリプルネームのヨーヨーとなっている。共同開発というよりは、YYFのループ720のボディをそのまま採用し、内部のベアリングやスペーサーをiYoYo側が設計するという製作の仕方を取り、ループ720の兄弟機のようなヨーヨーが誕生した。ベアリングはまさかのサイズB(ヨーヨージャム小径サイズ)ということで、あのサンセットトラジェクトリーと同じだ。ヨーヨージャムとヨーヨーファクトリーの遺伝子ををここに残してきている。ベアリングの径が違うことによるフィーリングの違いをぜひ楽しんでもらいたい。ちなみに、ループ720のベアリング&スペーサーと、サンライズのベアリング&スペーサーは、そっくりそのまま入れ替えることができるのでお試しあれ。


ヨーヨーファクトリー 「BiND」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#043】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

第43回はヨーヨーファクトリーのBiND(バインド)です。

先週のNDに続いて、ネイト・デイリー選手のシグネチャーモデルについて。今回はNDのバイメタルバージョンというポジションである「BiND(バインド)」を紹介。まず、このバインドというヨーヨーの名前。トリックのバインドと混ざって紛らわしい気もするが、Bi-MetalとNDをくっつけてBiND(バインド)というネーミングとなっている。自然と言えば自然に付けられた名前なのだ。

モノメタルとバイメタルでは、単純にバイメタルの方がモノメタルの上位互換のように思っている方も多いかもしれないが(実際にそうである場合が多いのも事実だが)、NDとBiNDに関しては当てはまらない。両者は同じ形状のボディであることを共通点としながら、全く異なる「別のヨーヨー」である。光と影、表と裏、ピッコロと神様、くらいの差がある。

さて、肝心のネイト選手はNDをメインに使用しており、BiNDはどちらかというとヨーヨーファクトリーによる実験的な機種といった側面が強い。BiNDの最大の特徴である三層構造は同社初の試みで、リムの内部に真鍮を埋め込み、A6061アルミでサンドイッチ状態にするという荒技。バイメタルといえばステンレスリムが使用されることが多いが、真鍮を埋め込むというのがミソで、真鍮特有の力強さが、振った時にかなりの回転力と安定感を生む。しかしパワーばかりを追い求めて操作性を失わないように、最外周ではなく三層構造にして少し内側に取り付けることで、度が過ぎないバランスをギリギリで保っている。本来、軽さが武器だったNDだが、プラスアルファで重厚感を感じさせ、それでいて使ってみると動かしやすくもある。これが「別のヨーヨー」として生まれ変わったBiNDの魅力だと思う。まるで甲冑を纏った侍のような、前線で戦うには申し分ない戦力だ。


ヨーヨーファクトリー 「ND」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#042】

こんばんは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

第42回はヨーヨーファクトリーのNDです。

チームヨーヨーファクトリーのネイト・デイリー(Nate Dailey)選手をご存じだろうか?アメリカ、カリフォルニア州チコ(ヨーヨー博物館があり、全米大会も開催されるヨーヨーの町)のプレイヤーで、地元のチコヨーヨーカンパニーに所属していた頃、「ライトスピード」というシグネチャーモデルも発売されていた。スピードプレイを得意とし、同じチコ出身の世界チャンピオン、ジェントリー・スタイン選手に続けとばかりにグングンと成長してきた若手注目株の一人だ。先月の2019世界大会1A部門で4位になるほどの実力者である。

ヨーヨーファクトリーに移籍した後も、彼の活躍は留まることを知らず、大きな大会でも成績を残すようになってきた。そして遂にYYFから彼のシグネチャーモデルが出ることに。A7068ボディの「NDウルトラ」、A6061ボディの「ND(エヌディー)」、真鍮リムのバイメタルモデル「BiND(バインド)」と順にリリースされてきたが、その中でも彼がよく使っているのは通常のNDで、性能面・価格面で3種類の中で一番下に位置付けられるが、実はこの通常版NDが一番人気だったりする。バイメタルのBiNDは別物としても、NDとNDウルトラは素材が異なる以外に大きな違いはない。そして一般的にはA6061よりもA7068の方が上位互換とされているが、不思議なことに通常のNDが好まれることが多いのだ。

硬さよりも柔らかさ、軽さ、滑らかさといった、ライトスピードから一貫しているネイト選手の好みが色濃く出ているのが、きっとNDなんだと思う。実際に使ってみると、小気味いい取り回しの良さと、最大の武器であるスピードの出しやすさが気持ちよく、遊園地の空中ブランコのような浮遊感と疾走感を同時に楽しめる。もちろんNDウルトラやBiNDもそれぞれの良さがあるのだが、ネイト選手が世界大会で使用する際にNDをチョイスしていることからも、本命はNDなんだとろうと想像できる。そう、世界大会で戦えるヨーヨーが5,000円台なのだ。シャッターもそうだが、戦えるヨーヨーが安価に買える良い時代。軽めで性能の良いヨーヨーを試してみたいと思うなら、価格も手頃なのでNDを手に取って損はないだろう。


SFヨーヨー「PLSTC」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#041】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

第41回はSFヨーヨーのPLSTC(プラスチック)です。

アメリカ発のヨーヨーブランド「SF YOYOS」の勢いは止まらない。リリースするヨーヨーどれもが人気の機種となって、品薄状態や入手困難になることも少なくない。短期間の生産だけで廃版になってしまうことも多々あり、「買える時に買っておかないと後悔する」なんて言われることも。そんなSFが今年、満を持してリリースしたプラスチックのヨーヨーが、直球なネーミングの「PLSTC(プラスチック)」だ。

ケイデンスステートメントをベースにした幅広なボディが特徴。やや軽いくらいの体感重量とスリープの伸び具合が気持ち良く、つい黙々と振ってしまう。2,490円でこれほど高性能なプラヨーがあるのか、と驚くほどの高いポテンシャルだ。表面は「磨いたのかな?」と思うほどツヤツヤで手触りが良い。カラー展開も絶妙で、クリアはアクリルのような透明感だし、ピンクなんかは特に発色が良い。トレンドとしては太めのストリングを使用する人が多いが、個人的にはノーマルや細めのストリングとも相性が良く、滑りの良さを実感できると思う。

ちなみに、言われないと気付かなかったりするのだが、黒いパッケージの中の構造がちょっと変わっていて、パッケージの上から開けるとヨーヨー本体を取り出せるが、「あれ?ストリングと薄型ベアリングが無い?」と戸惑う。実はパッケージの下から開けると、ちゃんと付属品が入っているのでご注意を。ベアリングを換装すれば引き戻しで使っても楽しめるので、ビギナーにもおすすめ。


ダンカン「フリーハンドネクストジェン」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#040】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

第40回はダンカンのフリーハンドネクストジェンです。

ダンカンがこれまで世に出してきたヨーヨーは数知れず。今年90周年を迎えた歴史あるブランドの中で、近年の代表作と言えばやはりフリーハンドだろう。2000年代にヨーヨーに没頭してしていた人ならば必ずと言って良いほどフリーハンドに触れてきているだろうし、世界中のプレイヤーがこぞって使用してきた名機だ。フリーハンドオリジナルと呼ばれる初代から始まり、形が変わったりしながら様変わりして、今作フリーハンドネクストジェンに到達した。

フリーハンドと言えばラウンド形状というイメージが強いが、一世代前のフリーハンド(及びフリーハンドプロ)では3段階に別れたステップストレート形状になり、ネクストジェンではその3段形状を踏襲しつつ、やや細身になった。最近ヨーヨーを始めた人にとっては、ネクストジェンこそがフリーハンドだが、「安価で本格的なトリックに挑戦できる」という意味ではオリジナルの頃から一貫していると思う。前回のビッグファンの時にも書いたが、良い意味でおもちゃっぽいのに、ちゃんとトリックをこなせるあたりが心憎い。

全世代を通して共通するフリーハンドの特徴として、サイドキャップが付いていることが挙げられる。キャップを付け替えることで、何パターンものカラーバリエーションが作れることが、フリーハンドの醍醐味だった。ネクストジェンも例外ではなく、キャップを付け替える楽しみ方は健在。48mmキャップなので、過去のフリーハンドやホーネットなどのキャップも付け替えることができる。ぜひ色々な組み合わせを試して見てほしい。