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トップヨー「コロッサスV」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#061】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のサクラストリームに続いて、第61回はトップヨーのコロッサスVです。

この10年くらいの間にヨーヨーメーカーは一気に増えた。そして活動休止するメーカーも多かった。とりわけ中国では、安価で高性能なヨーヨーを作るメーカーがたくさんあったが、メーカーを始める敷居の低さに対して「続ける事」の難しさからか、何年も続くメーカーは一握りだ。競争の激しい中にあっても残っているメーカーは、それぞれが商品開発やプロモーションを熱心にやってきたから残っているのだろう。そんな中、10年近く続いているトップヨーは、中国メーカーの中でも先陣を切っているメーカーのひとつだ。そのトップヨーのラインナップで人気のシリーズとなっているのがコロッサスだ。

2015年に発売されたコロッサス1から数えて、2019年時点でコロッサス5まで出ている。単純計算で1年ごとに毎年リニューアルされていることになる。歴代のコロッサスをスペックだけ比較してみると以下のようになり、大きな差はなくマイナーチェンジのような感じではあるが、ヨーヨーの1グラム・1ミリは、実際に使った時のフィーリングには差が出てくる。微妙な修正を毎回行い、重量配分や形状など全体のバランスを変えることにより、メーカー努力の成果として、より良いヨーヨーに進化している。

コロッサス1:重さ 66.7g / 直径 52.95mm / 本体幅 40.84mm
コロッサス3:重さ 66.5g / 直径 54.02mm / 本体幅 42.73mm
コロッサス4:重さ 67.1g / 直径 54.96mm / 本体幅 42.99mm
コロッサス5:重さ 65.6g / 直径 54.92mm / 本体幅 42.67mm
※コロッサス2は未入荷のためデータなし

「巨大な彫像」を意味するColossusだが、名前に反してやや小ぶりなミドルサイズヨーヨーだ。コロッサス5もミドルサイズ帯を踏襲しつつ、シリーズで最も「軽く・力強く」といったトレンドを取り入れている。良い意味で価格と性能が釣り合ってないコストパフォーマンスの高さも特徴で、初めてのフルメタルヨーヨーとしても、3A用に2個買いするとしても手に取りやすい。気軽に使え、普段使いにもちょうど良い。カラーバリエーションが多いのも魅力。
ちなみに、リワインドスタッフのユタカは好きなヨーヨーにコロッサス5を挙げている。もし渋谷店にお越しの際は彼にコロッサスの話題を振れば、きっといろいろ教えてくれるはず!


リワインド「サクラストリーム」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#060】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のワンスターに続いて、第60回はリワインド×クリモト×岩倉市のコラボモデル、サクラストリームです。

前回のワンスターの時にも書いた通り、新型ワンスターはサクラストリームがベースになって作られている。今回は、前回の補足的なところも含めて、サクラストリームについて紹介したい。

最初に「ヨーヨーを作ろう」と言ってからサクラストリーム発売まで、約4年の年月がかかっている。リワインドはメーカーではなくお店なので、あくまでも販売が主な業務。しかし、いろんなメーカーと付き合っていくうちにヨーヨー製作のノウハウも少しずつだが溜まっていき、数年前からメーカーと共同開発するようになったり、逆にメーカーにアドバイスするようにもなっていった。そうした中で持ち上がった「岩倉産のヨーヨー製作」という企画に、リワインドとして総力を挙げて取り掛かったのだった。

サクラストリームが完成するまでの経緯はこちらの記事、コンセプトについてはこちらの記事に詳しく書いてあるが、発売に至るまでに数種類のプロトタイプを経ていて、完成までに多額の開発費用だったり、たくさんの汗と涙と苦悩(言いすぎか?笑)があり、すんなりと出来上がった訳ではなかった。岩倉市(いわくら観光振興会)、クリモト(生産工場)、リワインドの三者コラボだが、実際には他にもヨーヨーファクトリーSUS YOYOMECHANICSなど、様々な人・企業の協力があって実現している。「究極のビギナー向けヨーヨー」は、作り手の夢を詰め込みながら徐々に形になっていった。

悪戦苦闘して完成したヨーヨーは、岩倉市のマスコットキャラクター「い~わくん」のヨーヨーとして世に出た後、一般公募で名前を募集し、「サクラストリーム」と名付けられた。岩倉市を流れる五条川と、桜の名所になっている千本桜、そんな岩倉で作られたヨーヨーとしてはピッタリな名前だ。
サイズCマイナスベアリング(薄型ベアリング)と、片面だけ出っ張ったパッドを搭載することで、十分なスリープ力と絶妙な戻りの良さを実現し、初めてヨーヨーを触る人がスロー・スリープ・キャッチまでをストレスなく行える仕様となっている。
その後ヨーヨーファクトリーから兄弟機のワンスターが発売されるが、本家であるサクラストリームは日本製というのも受けて海外からのお客様が買われていくことが多いし、ビギナー向け定番機種としてオンラインでも岩倉店でも渋谷店でも、多くの人が手に取る商品となっている。

余談だが、サクラストリームに付いているサイドキャップは、ワンスターワンと同サイズなので互換性がある。サクラストリームにワンスターのキャップを付けたりして、ちょっとしたカラーカスタマイズを楽しむことができるのだ。キャップのはずし方は簡単で、ヨーヨーを分解したあとにアクセル(軸)を使ってはずすのだが、軸が付いている側のボディと軸が付いていない側のボディで、それぞれはずし方が異なる。詳しく説明すると…

軸が付いている側:
軸を下にして地面に付け、ボディをそのまま地面に向かって押すと、軸がキャップを押し出す形ではずれる。

軸が付いていない側:
先にはずした軸を、軸が付いていない側のボディに差し、ナットで固定されるまで締める。固定されたら先程と同じ要領で地面に押し付けてキャップをはずす。


ヨーヨーファクトリー「ワンスター」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#059】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のアンチドートに続いて、第59回はYoYoFactoryのワンスターです。

ヨーヨー初心者にオススメな入門ヨーヨー。それは多くのメーカーが頭を抱えながら開発を繰り返してきた果てなき道。何が正解なのか、どれもが正解なのか、その正解の先にまた新たな道が広がっているんじゃないか。試行錯誤を繰り返しながら、ヨーヨーの長い歴史の中で多くのビギナー向けヨーヨーは生まれてきた。それはメーカーのみならず、お店やティーチングをする人も欲して来たヨーヨーであり、現在進行形で求められている。より強い回転力、長いスリープ力、安定性、コントロール性などを追及したハイエンドモデルも必要とされる一方で、ヨーヨーの裾野を広げるためにビギナー向けモデルも常に必要とされるのだ。

前置きが長くなったが、そんなビギナー向けヨーヨーを特に率先して開発してきたメーカーがヨーヨーファクトリーだ。F.A.S.T 201を皮切りに、ヴェロシティワンハブスタックリプレイアローなど、これまで作ってきたビギナー向けヨーヨーはたくさんある。「ヨーヨーをつくるのではない、ヨーヨーをする人をつくる」というスローガンを掲げてきただけのことはあって、ヨーヨーファクトリーがビギナー向けヨーヨーの開発を止めることはなかった。その情熱に賛同し、我々リワインドも開発協力という形で関わってきて、その成果として生まれたひとつの答えが2016年リリースのスピンスターだった。

あれからまた数年の間に、リワインド×岩倉市×クリモト(製造会社)というコラボでサクラストリームというビギナー向けヨーヨーが誕生したが、実はそこにヨーヨーファクトリーの協力もあった。2019年、そのサクラストリームをベースに、かつてのワンスターをリメイクしたのが新型ワンスターだ。サクラストリームと同じく、薄型ベアリング搭載、そして片面のパッドだけ出っ張らせることによって、適度な戻りの良さと回転のかけやすさを実現。ボディはサクラストリームとほぼ同型だが若干の変更を加えている。ベアリングとパッドを換装すればバインド仕様にもすることが出来る。最初に選ぶヨーヨーとして、今最もオススメしたいビギナー向けヨーヨーが完成したと胸を張って言える。


アンパラレルドxトップヨー「アンチドート」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#058】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のシャッターバイメタルに続いて、第58回はUnparalleledTOP YOのコラボモデル、アンチドートです。

現在、多数のヨーヨーメーカーが乱立し、各社様々なプロダクトを世に送り出し競争を繰り広げているが、フルメタルヨーヨーを中心に(むしろフルメタルヨーヨーだけを)製作するメーカーが大多数だ。その理由は単純で、製作にかかるコストがメタルヨーよりプラヨーを作るほうが高いからだ。そんな中でも、やはりプラヨーはプラヨーで需要があるし、メーカーとしてもプラヨー製作は各社トライしてみたくなるようで、試行錯誤を繰り返しながら製作に励んでいる。

ここ数年では、リプレイプロウェッジ(PC)プルミエールスカイヴァモジョビッグディッパーリンクスフリーハンドネクストジェンネオサクラストリームスピーダホリックPLSTCワンスター…等、フルプラスチックのヨーヨーも性能の良いモデルが度々リリースされてきた。そして、2019年も後半になった11月29日、アンパラレルドとトップヨーのコラボモデルとして「アンチドート」がリリースされた。夏の世界大会時に先行リリースされて話題となっていたため、待望の正式発売となった。

アンパラレルド側がデザインを担当し、トップヨーが射出成形で製作を担当するという米中コラボとなったアンチドートは、アンパラレルドのオーナーTyler氏がヨーヨーを作り始めたころから構想があったという。アンパラレルドは以前A-RTとのコラボでも話題になったが、お互いの得意分野を生かして生み出すという意味では、今回のアンチドートも上手くいった成功例と言えるかもしれない。「コラプション」のシェイプがベースとなっていて、外周に分厚く重量を乗せてふらつかず、振り始めると止まらなくなる中毒性がある。カラー展開も色数多く、1個は持っていたくなる見た目もかわいいプラヨーだ。

来週の『ピックアップアイテムFROM渋谷店』はお休みさせていただきます。
次回は年明け1月7日(火)更新予定です!


ヨーヨーファクトリー「シャッターバイメタル」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#057】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のターニーに続いて、第57回はYoYoFactoryのシャッターバイメタルです。

ついにシャッターがバイメタル化された!シャッターが好きな人にとっては待望のリリースだ。逆に「あのシャッターでしょ?」とシャッターの評価を低く見てた人たちは、その評価が覆るくらいの変貌を遂げている。シャッターの見た目と名前を引き継いだだけの別物と言えるだろう。正直なところ、僕自身も期待値は低かったが、使って驚いた。これはヨーヨーファクトリーがこれまでリリースしてきた中でもトップクラスの性能のヨーヨーと言って良いだろう。渋谷店スタッフのダイキ(元チームヨーヨーファクトリー)も、「もし自分がまだYYFにいたらこれを使っていた」と言うほど良い仕上がりとなっている。厚めに盛られたステンレスリムが強力な回転を生み出し、トリック中の絶対的な安定感と安心感を与えてくれる。

ここ最近のヨーヨーファクトリーのバイメタルと言えば、アウターリムならプラグマシンギュラリティブーストエッジビヨンド等があり、インナーリムならミーアキャットバインド等があった。マルコは安価な分バイメタルの恩恵も少ない印象だったけど、ポロ選手が使いこなしているのを見るとちょっと欲しくなったりもした。プラグマシンギュラリティは設計がSUS YOYO MECHANICSによるものなので、良い意味でヨーヨーファクトリーらしくなく、セールス的にもだいぶ売れていたように思う。そして満を持して登場したシャッターバイメタルも、設計はSUS YOYO MECHANICSだ。

2014・2019年1A部門世界チャンピオンのジェントリー・スタイン選手は、シャッターを使い、シャッターワイドアングルを使い、高価なヨーヨーではなくとも世界チャンピオンになれることを実証して見せた。過去にはプラスチックのリプレイプロを使って全米大会優勝したこともあった。だがここまでくると、ヨーヨーの性能が良かったというより、単純にジェントリー選手がすごいだけなのでは?と思った人も多いと思う。そういう意味でも、世界チャンピオンモデルという肩書きを取っ払った時に本当に高性能なヨーヨー、本当に使いやすいヨーヨーかどうか見極めが難しいかもしれないが(もちろんシャッターやワイドアングルがダメなヨーヨーではないが)、シャッターバイメタルはバイメタルという装甲を身に纏い、僕らを、シャッター愛好者を、シャッターが苦手な人を、否応なしに納得させてくれる。