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リワインド「オリジナルパッド」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#072】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のコンケイブベアリングに続いて、第72回はリワインドのオリジナルパッドです。

ヨーヨーを巻き戻すための機構は、この20年くらいの間にスターバーストからフリクションステッカー、シリコン充填、そしてステッカーのようなレスポンスパッドに移り変わり、パッドは現代のヨーヨーに欠かせないパーツのひとつとなった。
ここ数年、ありとあらゆるパッドが各社からリリースされ、リワインドでもたくさん取り扱ってきた。いろんなバリエーションがあり、選択肢が多いことはコアなプレイヤーにとってはありがたいことではある。一方で、ビギナーにとってはその「選択肢が多いこと」が逆に迷う原因となっていた。最終的に行き着いたのは、お店として「これを選べば間違いはない」という商品を提示することだった。

そんな経緯で、リワインドのオリジナルパッドを作った。用途によって選べるが選択肢は最小限にということで、シンプルに硬度違いで3種類に絞った。スタンダードなベーシック(ホワイト)、やわらかめで戻りやすさを重視したソフト(グリーン)、スベりの良さを重視したハード(ブルー)の3種類だ。全てスリムサイズ。3種類入りのセットもある。
渋谷店で接客をしていても「パッドを交換したいけどどれを買えば良いかわからない」という方が多く、意見を聞きながらリワインドのパッドをオススメするのだが、結果としてはとても評判が良く、リピーターがかなり多い。

ビギナーだけでなく、コアなプレイヤーからのフィードバックもくれることもあり、こちらの予想以上に良い意見をもらえるのはありがたい。大会で使用するプレイヤーも増えている。SFヨーヨーなんかは新作ヨーヨーを発売するにあたり、リワインドのパッドを採用したいと言ってくれて、付属品としてリワインドのパッドを付けてくれたこともあった。(SFヨーヨー所属のプレイヤー、Tony Šec選手はリワインドパッドのグリーン(ソフト)を愛用してくれている)

参考までに、リワインドスタッフが使用している物を載せておくと、

オスカ、てりー、慎也: ブルー
ミイ、アル、ユタカ: グリーン

を使用している。使ったことがない方はぜひ一度お試しあれ!


ディフイーヨー「コンケイブベアリング」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#071】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のバタフライALに続いて、第71回はDif-e-Yoのコンケイブベアリングです。

たまにはヨーヨー本体以外のアイテムもピックアップ。ということで、ヨーヨーの心臓とも言えるベアリング。その中でもロングセラー商品となっているDifコンケイブベアリング(通称Difコン)をご紹介。そもそもDifとは何ぞや?という人もいるかと思う。アメリカのDif-eYo(ディフイーヨー)というヨーヨーメーカーのことをDif(ディフ)と省略して呼んでいるのだが、メーカーの説明はこちらに書いてあるので読んでみてほしい。そのDif-eYo社のDifコンは、これまで世界中で多くの選手が使用し、世界チャンピオンも愛用している縁の下の力持ちだ。

Difコンケイブベアリングが初めて出たのは確か2003年くらいだったと思う。それまでフラットベアリングしかない市場に突如現れた“ベアリングを曲面に加工する”という画期的なアイデアで、皆がこぞって使用するようになっていった。ちょうどヨーヨージャム全盛期で、バインドという概念も生まれ、一部ではフルメタルヨーヨーも少しずつ作られ始めた2000年代中頃。スリープロスを最小限に抑えるDifコンは重宝され、ヨーヨーの性能アップには欠かせないアイテムだった。

15年以上経った今、他社からも様々なベアリングが発売されているが、安定した品質と信頼があるDifの人気は衰えない。

よく「ベアリング変えるだけでそんなに性能が違うの?」と聞かれるが、断言しよう。「性能ガラッと変わります!」曲面に加工された形状も使いやすさを左右するが、それ以前にDifコンは、ベアリングその物の精度がABEC7(日本のJIS規格だと4級)という高精度な物を使っている。ちゃんとメンテナンスして使い続ければ、何年も使えるほど寿命も長い。

ちなみに「コンケイブベアリング」の名前とアイデアは、アメリカで特許(特許番号:US7175500B1)を取得しているため、コンケイブベアリング=Difコンのことを差す。なので、○○社(←他社名)のコンケイブというのは誤用になる。(ソニーのウォークマンみたいなもの)

リワインドではDif-e-Yo社に敬意を払い、ノンブランドの曲面加工ベアリングを販売して得た代金の数パーセントをDif-e-Yo社に支払っている。(厳密には若干形状が違うので特許を侵害していないのと、そもそもアメリカの特許は日本では関係ないので払う必要はないのだが。)いくつかのヨーヨーメーカーも、Difのライセンスを受けて「Difコンケイブベアリング」として自社のベアリングを販売する際にライセンス料を支払っていたりする。
各社が足を向けて寝られないDif-e-YoのDifコンケイブベアリング、使ったことのない人は、だまされたと思って使ってみてほしい。

余談だが、Difコンには一時期ベアリングに小さく”DIF”と刻印されていた。最近はまた刻印されていないので、刻印あるなしで本物かどうかを見極めることは難しいが、少なくとも刻印が入っているものは本物と思って良いだろう。


ダンカン「バタフライAL」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#070】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のバーサーカーマックスに続いて、第70回はDUNCANのバタフライALです。

2019年にブランド創立90周年を迎えたダンカンは、アニバーサリーイヤーに様々な商品を用意していた。その多くが2019年世界大会でお披露目となったのだが、FHNG/ビッグファンセットヘイメイカーXの90周年ロゴバージョンなどの限定商品と並んで、密かな目玉として登場したのが「バタフライAL」だった。ALはAluminum(アルミニウム)のこと。そう、ダンカンを代表するヨーヨー「バタフライ」のフルメタル版である。

バタフライと言えば、全ての1Aヨーヨーのルーツとなるバタフライシェイプ(ウィングシェイプ)のヨーヨー。歴史をさかのぼると、1958年に初代となる木製バタフライが発売され、その後1960年代にプラスチック製バタフライが誕生。それから現在に至るまで、バタフライはインペリアルと共にダンカンの代表作として販売され続けている。2012年にはボールベアリング内蔵バージョンの「バタフライXT」も発売。そしてついにフルメタル化されたバタフライALは、多くのファンが待ち望んでいたヨーヨーだと言える。

しかし、「そんなにファンの多いヨーヨーなら“使いやすいヨーヨー”なんだな」と思うのはちょっと待ってほしい。はっきりと明言しよう、バタフライはコレクション向けのヨーヨーだ。(メーカーとしては初心者向けと言っているが)練習してトリック(技)を習得するのには向いていない。バタフライALも“良いヨーヨー”ではあるが、いわゆる“使いやすいヨーヨー”ではない。そこを踏まえた上で、個人的にはイチオシの一品だと推す。歴史を積み重ねたヨーヨーがメタルボディになった。ただそれだけで味わい深い。ヨーヨーで遊ぶことの楽しさは、シンプルかつ果てのないものだと再認識させてくれる。バタフライエフェクトのように、60年前の蝶々の羽ばたきが、時を超えて今のあなたの元に“趣”として訪れる。


C3ヨーヨーデザイン「バーサーカーマックス」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#069】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のモーティブに続いて、第69回はC3yoyodesignのバーサーカーマックスです。

どのメーカーにもフラッグシップモデルとなるヨーヨーがあるが、メーカーとしての歴が浅かったりラインナップが少なかったりすると「このメーカーのフラッグシップモデルはこれです!」と、1つあるくらいだったりする。逆に、歴が長かったりラインナップの多い大手メーカーだと、2つや3つ、それ以上あることも。昨年、ブランド設立10周年を迎え多数のヨーヨーを世に出してきたC3ヨーヨーデザインで言えば、代表するモデルとしてクラウンを挙げる人が多いかもしれない。しかし、C3を語る上で重要なヨーヨーと言えば「バーサーカー」シリーズも欠かすことができない。

ピックアップアイテム#10のオムニトロンの時にも触れているが、C3のチームに所属するPeter Pong Si Yee選手が、2012年EYYC(ヨーロッパ大会)オープン部門で優勝した時に使用していたのが初代バーサーカーで、それはC3にとって大きな転機となった。バーサーカーシリーズは、C3にとって良きパートナーのような存在なのだ。これまで初代バーサーカーから始まり、バーサーカーRX、バーサーカーSSとアップデートを重ねてきて、2019年に最新版となるバーサーカーマックスがリリースされた。「マックス」という言葉が指し示す通り、最大・極限という、まさにバーサーカーシリーズの最大値となる渾身の作品だ。

バイメタルモデルが普及してきた昨今、C3もバイメタルはいくつか開発してきたが、バーサーカーマックスはバイメタルらしさが強調されたパワフルなヨーヨーだ。しっかりと地に足着いたような重量感でありながら、トリックをした時にはさほど重さを感じず、むしろ動かしやすいしスリープも伸びるので、ロングコンボやスリープに負荷をかけるようなトリックでもバッチリとサポートしてくれる。割とモノメタルのクラウンに近い形状をしているので、クラウンを持っている人が次のステップにバイメタルを選ぶ場合でもすんなりと移行できると思う。最近のバイメタルの相場を考えるとやや高い価格帯ではあるが、「バイメタルヨーヨーを手にする実感」を味わえるはず。北欧神話に出てくる戦士を意味する「バーサーカー (Berserker)」は、C3の10年を共に歩んできた同社の最大の戦力と言えるだろう。


SFヨーヨー「モーティブ」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#068】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のノクターナルに続いて、第68回はSFYOYOSのモーティブです。

SFヨーヨーのスポンサードチームは、世界的に注目される選手が多く在籍する技巧派集団である。そのチームメンバーの1人、アメリカ・イリノイ州出身のConnor Seals(コナー・シールズ)選手は、近年腕を上げてきている1Aプレイヤーだ。アメリカの地区大会「MWR(ミッドウェストリジョナル)」では2017~2019年の3年連続優勝し、2019年の全米大会1A部門では準優勝という輝かしい成績を残している。そんなConnor選手のシグネチャーモデルが今作「モーティブ」だ。

モーティブ発売の前に、同社のヨーヨー「ブリス」のConnor選手バージョン、その名も「ブリスCS」というモデルが先に発売されている。これはConnor選手のために再設計された、ブリスの派生モデル(ブリス自体はPaul Harness選手のシグネチャーモデル)で、細かな違いではあったがConnor Seals選手の意見を取り入れた、実質の初シグネチャーモデルだった。それから程なくしてモーティブの開発は進み、まず最初にβ版が発売された。この時点ですでに製品版とほぼ変わらない物となり前評判も上々だった。そうして、ブリスCSモーティブ(ベータ)を経ての製品版モーティブが出来上がったのだった。

シンプルで緩やかな曲線を描いたインバースラウンド形状に、ステンレスのインナーリムを搭載したモーティブは、性能の全てのバロメーターが平均的に高い。そしてクセのない素直なフィーリングで、軽すぎず、重すぎず。(どちらかと言えば軽いフィーリングと感じる人の方が多いかもしれない。決して重くはない。)そしてパワーはあるけど引っ張られる感じはない。ワイドな本体幅も、ヨーヨーを握った瞬間は広いと思うが、トリックをしている最中はさほど気にならず、純粋にトラピーズの成功率が上がる恩恵だけを感じ取れる。価格に見合うだけの性能を持った優等生タイプのヨーヨーだ。あまり海外の大会事情を知らない人からすれば、Connor選手はまだまだ知名度の低い若手の部類に入るかもしれないが、Connor Seals+SF=「モーティブ」は、ジェントリー+YYF=「シャッター」や、城戸慎也+C3=「クラウン」といった看板機種となるくらいのポテンシャルを秘めているかもしれない。


マウル「ノクターナル」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#067】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のMに続いて、第67回はMowlのノクターナルです。

近年出来たヨーヨーブランドの中でも、マウルは新進気鋭なブランドとして誕生した。独自の世界観を展開し、センセーショナルな「他とは一味違う何か」がユーザーの心を掴んで離さない。第一弾の「M」から始まり数種類のヨーヨーを世に送り出してきたが、それらひとつひとつに個性があり、基本性能を高めた実直な作りでありながら、どこかにマウルらしいエッセンスが光る。「オブセッション」は割とスタンダードな使い心地の良さを具現化した機種だったが、続いて出たモノメタルの「ノクターナル」は、少し冒険した機種と言える。

同じステップラウンド形状でもオブセッションとは対極なノクターナル。一見して「初メタル向けではないな」と思う人は多いはず。(かく言う僕もそうだった。)それもそのはず、大型で幅広の「デカさ」を感じるサイズ感がクセになるヨーヨーで、万人に受けるというよりは、少数派の人たちにはドンピシャでハマるのではなかろうか。2個目・3個目のメタルヨーヨーを探しているなら、手に取ってみると良い。「こういうベクトルの使いやすさもあるのかー」と、新たな発見となるかもしれない。

はっきり言って、好みはわかれると思う。しかし、渋谷店の店頭でサンプルを使ったお客様は、口を揃えて「使いやすい」と高評価だ。「これはこれでありだね!」「大きいけど軽やか」「ストレスフリーなヨーヨー」と言った声を耳にする。もちろん「合う・合わない」はあると思うが、お店として自信を持っておすすめできるだけのポテンシャルを秘めていて、「一味違うヨーヨーが欲しい」と思ってる方には満足できるに違いない。大型なボディが意外にも小気味よく動き、力強さと安定感を最大限に活かしたノクターナルは、何にも似ていない独自性が強いヨーヨーだ。一味違うブランドの一味違うヨーヨー、それは今まで経験したことのないヨーヨー体験になるはずだ。


マウル「M」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#066】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のエッジレスに続いて、第66回はMowlのMです。

Mowl(マウル)のM(エム)。ブランド名の頭文字をそのままヨーヨーの名前につけた、まさにマウルの代名詞とも言えるヨーヨーだ。ブランド発足時の第一作目として誕生してから、マウルの看板機種として人気がある。他メーカーで言えば、ヨーヨーファクトリー のシャッターやC3ヨーヨーデザインのクラウンのような、そのメーカーの顔とも言えるポジションであり、性能面でも価格面でも、まず最初に手に取ってもらいたい機種である。マウルのヨーヨーを初めて買うならば、このMが入り口としてはおすすめだ。

世の中に星の数ほどあるモノメタルヨーヨーの中でも、Mは「買い」の一品。重量は67.3グラムと重ためだが、気になるほどの重さではないし、振ってる時にむしろ安定感を生む。重量配分と形状のおかげか、柔らかいフィーリングを基本としながらも、パワーと鋭さも同時に併せ持つ。かつてのジェネシスのようなラウンド+ストレートのHプロファイル形状は、どこか不思議な使いやすさがあって、全ジャンルに対応する万能機種だ。エムもあらゆるプレイスタイルにハマる万能なヨーヨーだ。

マウルと言えば、ブランドの世界観を表現しているアートワークが人気の理由のひとつだろう。ブランドロゴのフクロウを中心にあしらったMのロゴは特に人気が高いが、コラボ系、プラハの街並みが描かれたもの、サークルロゴ、果てはロゴ無しまで多数のバージョンが存在する。今までのヨーヨーのデザインにはなかったテイストで、ヨーヨーのPVもオシャレ。ヨーヨーその物だけでなく、その背景も想像して使うと、ヨーヨーのイメージから広がる世界観にあなたも浸かれるはずだ。Mが2016年のヨーロッパ大会でデビューしてからこれまでの期間で、すでに誰からも愛される雰囲気を醸し出している。深い森の暗闇に光が差して、鋭い眼光の梟は一直線にこちらに向かってくる。


ベースキャンプ「エッジレス」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#065】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のエッジアルティメイタムに続いて、第65回はベースキャンプのエッジレスです。

2016年に発売されたエッジはヨーヨーファクトリーのフラグシップモデルとなり、2020年現在でも販売され、派生モデルも数種類発売された。ほとんどがその名の通り「エッジ」の効いた見た目とフィーリングで、鋭く、硬く、芯の通ったヨーヨーだが、そんなエッジシリーズで唯一、それらとは真逆を行くモデルとなったのがエッジレスである。
ベースキャンプのスペシャルプロダクトとして誕生し、逆転の発想でユーザーの期待を良い意味で裏切る本作は、意外性と共にエッジ“レス”というネーミングに意表を突かれた。

これまでのエッジシリーズのシャープなイメージとはうって変わって、王道なラウンド形状。すり鉢状のサイドフェイスはフィンガースピンにも対応する。プロファイルも丸ければサイドフェイスも丸い。どこにも尖った箇所のない曲面で構成された直球ど真ん中のオーガニックシェイプだが…だが!使ってみると意外にも今風な使い心地!(←ここ重要)
どこか大味な感じや横幅の広さがエッジシリーズっぽさ彷彿とさせるが、絶妙な重量感と相まってトリック中もふらつかず、動かしやすくもあり、安定感もある独自のバランスを生み出している。ラウンド形状好きな方はもちろん、ラウンド形状のヨーヨー未体験な方にこそ使ってみてほしい。

そして、エッジレスの特徴のひとつ、フィンガースピンについても。
フィンガースピン対応機種の形状は大きく別けて二種類ある。中心が指一本分ピンポイントで凹んでいるような形状(アイスバーグアローなど)と、全体がすり鉢状になっている形状(ホライゾンなど)があって、前者の方が種類が多く、エッジレスは少数派な後者である。僕は後者のタイプのヨーヨーでは全くフィンガースピンが出来なくて苦手だったが、エッジレスでは想像以上に指に乗せやすく、水平状態をキープしやすかった。疲れないし、使いやすいし、フィンガースピンもやりやすい。普段使いならこれ一個持ち歩いていれば良いなぁと思わせてくれる、陰に隠れた秀作だ。


ヨーヨーファクトリー「エッジアルティメイタム」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#064】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のミーアキャットに続いて、第64回はYoYoFactoryのエッジアルティメイタムです。

チームヨーヨーファクトリーのエヴァン・ナガオ選手と言えば、2018年の1A部門世界チャンピオンということで有名だが、自身のシグネチャーモデルがたくさんリリースされていることでもお馴染みだ。最初に出たエッジを筆頭に、エッジビヨンドウェッジ(PC)モンスターエッジポリエッジエッジレス等…どれも個性的なヨーヨーばかりだが、2019年末にリリースされたエッジアルティメイタムもエッジの効いた個性的なモデルだった。

見た目はモンスターエッジに似ているが、どちらかと言うとロックスターをぐーっと横に引き伸ばしたかのようなステップストレート形状の超ワイド機種。フルサイズのワイドボディということで、パッと見の印象は「デカい」に尽きる。これだけ迫力のある本体だが、以外にも重量は軽めで動かしやすい。エッジアルティメイタムは、この「動かしやすい」のが最大の武器で、ラウンド形状のヨーヨーのような動かしやすさとは違って、安定性を保ちながらササっと機敏に動くため、スピードにも乗せやすい。ブレインツイスターコンボ等、サマーソルト系の動きを高速で行う時の快感はエッジアルティメイタムならでは。

過去に、中国のメーカー「ゴッドトリックス」から「ソニックサイクロン」というヨーヨーが発売されたことがあった。幅広・軽量というコンセプトで、疾走するように動く軽い操作感が特徴だった。僕はエッジアルティメイタムを使った時に、そのソニックサイクロンを連想した。トリックやコンボをした時に、ヨーヨー本体が次のポイントまで一瞬で移動するような素早い動きが共通点だが、エッジアルティメイタムはその大きさ故に独自のフィーリングを生み出している。「大きさ」の陰に隠れた機動性や動きのスムーズさは、ヨーヨーが見た目やスペック上の数値だけでは測れないものだとと教えてくれる。


ヨーヨーファクトリー「ミーアキャット」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#063】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

前回のコロッサスVに続いて、第63回はヨーヨーファクトリーのミーアキャットです。

メキシコ人プレイヤーのBetty Gallegos選手は、かなり若い頃(今でも若いが、おそらく10代前半頃)から、凄腕の女性プレイヤーとして注目を集めていた。メキシコのヨーヨーシーンを牽引してきたポール・カーベル選手やルイス・エンリケ選手の背中を見ながら育って来た彼女は、2人と同じチームヨーヨーファクトリーに所属し、みるみるうちにワールドワイドなプレイヤーとして成長していき、世界大会の女性部門で優勝するまでに至った。全米大会やメキシコ大会でも優勝し、今最も勢いのある女性プレイヤーと言っても過言ではない。

そんな彼女のために、ヨーヨーファクトリーは「スペースカウボーイ」というヨーヨーのBetty選手バージョン、その名も「スペースカウガール」を製作したことがある。その時はあくまでも既存機種の別バージョンという扱いだったが、2019年、満を持して完全なBettyモデル、ミーアキャットが完成した。ミーアキャットという名前もアートワークも可愛らしいが、その実、大会最前線で活躍するBetty選手の力を引き出すべく開発された、とても頼もしいヨーヨーとなっている。

ミーアキャットの使用感だが、個人的な感想としては、ざっくりと言うとNDBiNDの中間、という印象。軽くてスイスイ動くNDと、強靭な回転力と安定感を武器にするBiNDを足して2で割ったようなバイメタルヨーヨーだ。バイメタルであるということ、そして重量感があるということで言えばBiND寄りかなと思うけれど、ミーアキャットの方はインナーリムなのでBiNDほど回転力特化型という訳ではないし、コントロールしやすいので操作感は気持ち良い。重量感と安定感がプラスされたNDとも言えるかもしれない。決してどっちつかずではなく、ここぞと言う時に効いて来る幅の広さだったり安定感だったりが、ミーアキャットの魅力だろう。価格もバイメタルモデルとしては安いので、モノメタルからバイメタルにステップアップするのにちょうど良いかもしれない。