CLYW「ピーク2」【ピックアップアイテムFROM渋谷店#036】

こんにちは、リワインド渋谷店スタッフのアルです!

『ピックアップアイテムFROM渋谷店』

第36回はCLYWのピーク2です。

2006年にカナダで創業されたCaribou Lodge Yo-Yo Works(カリブーロッジヨーヨーワークス)は、新進気鋭のブランドとしてコアなプレイヤー達の間で話題となり、同社初のヨーヨー「ピーク」も高い評価を受けていた。当時はヨーヨージャムの金リム機種全盛期からフルメタルヨーヨーが広く浸透していく転換期で、ピークはヨーヨージャムの「ヒットマン」とヨーヨーファクトリーの「F.A.S.T 401K」をベースに、独自の設計を盛り込んだ意欲作として誕生した。

それから10年という年月の中で、いくつものヨーヨーを世に生み出し、ブランドの正式名称がCLYWに変わったり、スポンサーチームのメンバーも入れ替わりながらも名選手を多数抱え、着実に成長を遂げてきた。その過程でファンもたくさん増えていったが、昔からCLYWを追いかけてきた人たちにとって、初期のCLYWは特別な時代だったことだろう。とりわけピークは別格な存在だ。レア度がどんどん上がったピークは、ネットオークション等で高値で取引されている。

2016年、CLYW10周年の節目に、代表作であり原点でもあるピークのアップデートバージョンがリリースされた。ファンにはたまらないニュースではあったが、もはや神格化されてしまったピークの第二世代はハードルが高くなりすぎた。「あの頃のピークとは違う」という意見も少なくない。もちろん、全く同じ仕様ではないのだから、当然と言えば当然なのだが。しかし、ピーク2は「これはこれで良い」と、好意的に受け取る人も多い。個人的には、初代ピークは何度か振ったことがある程度でそこまで思い入れがある訳ではないが、ピーク2の出来栄えはCLYW10年の歩みを表現する物として非常に完成度が高いと思う。オリジナルのピークの形状を踏襲しながら、古臭さを感じさせないモダンな仕上がりが程よいバランスとなっている。CLYWの歴史が詰まった至高のヨーヨーだ。

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この記事を書いた人

1997年のハイパーヨーヨーブーム初期からヨーヨーを続け、幅広い交友関係を持つ。ヨーヨーコレクター。元チームヨーヨージャムメンバー。2003年世界大会3A部門準優勝。上野ヨーヨー練習会主催者。音楽と散歩が好きでのほほんとした性格だが、一人でふらっとどこへでも、神出鬼没に日本各地や海外にも出向く行動派。あだ名は「アル」もしくは「アルちゅん」。

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