「レスポンス」とは

ヨーヨーの詳細で「レスポンス」という文字をよくみかけます。そろそろ「レスポンスってなんなんだろ?」とギモンをもつ方もいるはず。
カンタンにいうと、レスポンスとは「ヨーヨーを手に戻すための機構」です。
ヨーヨーには、中心がギザギザになっていたり、穴がぼこぼこ空いていたり、ゴムのブニブニしたステッカーが貼られていたりします。ストリングがたるんだときに、それらの「レスポンス」にひっかかることによって、ヨーヨーは巻き戻ってくれるんですね。そのレスポンス、実は種類がいくつかあり、用途ごとにちゃんと分けてつかわれています。必ず知っていなければいけないというものではありませんが、自分のつかっているヨーヨーがどのレスポンスかをチェックしてみると、新たな発見があるかもしれません。
 

その1 スターバースト

ギザギザが特徴のレスポンスです。昔のハイパーヨーヨーで発売されていた「ステルスレイダー」「ファイヤーボール」はおもにこれが主流でした。交換不要で、消耗すると復活はできません。戻りが強く、現在はルーピングトリック用ヨーヨーの主流のレスポンスです。


【写真1:ファイヤーボール(ヨメガ)】この出っぱったギザギザがスターバースト。ここにストリングが引っかかることで、ヨーヨーが手に戻ってくる。

【写真2:マーキュリー(ハイパーヨーヨー)】このギザギザもスターバースト。星型の出っぱりには、ヨーヨーにあわせて、さまざまな種類がある。

 

その2 穴型レスポンス

穴のレスポンスです。丸い穴がいくつかあいており、ヨーヨーによってその数はさまざま。穴が中心に近ければ近いほど、戻りが強くなります。交換不要のレスポンスです。構造上、消耗しきることはまずありません。スベリを重視しないレスポンスで、おもにオフストリング用のヨーヨーにつかわれています。


【写真3:フィエスタ(ヨーヨージャム)】この大きな4つの穴が、レスポンスの役割を果たす。中心からこのように離れていると、戻りは弱めになる。

【写真4:ハヤブサSL(ダンカン)】このように、3つの穴のものもある。中心に近いため、戻りは強め。

 

その3 ブレーキパッド

ダンカン特有のコルク素材パッドです。つかわれているヨーヨーは極小数です。交換は必要ですが、あまり頻繁に交換はしなくてOKです。コルクならではの感触にはひそかなファンも。ハイパーヨーヨーでは、ブレーキングパッドという名称で有名。


【写真5:フレイムウイング(ハイパーヨーヨー)】木製レスポンスという特殊なパーツ。最近は目立たないが、どのレスポンスでも味わえないこの感触はふれる価値あり。

 

その4 Oリング

Oリングをそのままはめるレスポンスです。正確には、専用の溝にゴムリングをはめこみます。丸く出っ張っているのが特徴で、最近は逆に丸く凹んでいるものもあります。基本的に交換不要ですが、あまり長期で使用していると交換が必要になります。シリコン素材のものは、グリップが強くなるおかげで性能が向上しますが、比較的短期間で交換が必要です。


【写真6:ヒットマン(ヨーヨージャム)】丸いゴムのリングがセットされている。片面がスターバーストで、片面がOリングという機種も(スピーダーなど)。

 

その5 パッド

こちらはボディに直接シールのようにペタッとはるレスポンスです。Oリングと同じく、素材や大きさはさまざま。シールでないものもあります。Oリングとの最大の違いは、パッドは面が平坦になっていることです。トリック中にストリングと触れにくいため、複雑なストリングトリックが可能となります。バインドすればバチッと戻ってくるため、最近のバインドを必要とするヨーヨーは、ほとんどがこのパッド方式となっています。


【写真7:ダイナスティ(ヨーヨーファクトリー)】白い輪っかがパッド。ボディと平坦になるので、スベリが一定の良さで保たれるため、バインド仕様のヨーヨーに一番使われている。

【写真8:フライングスクワール(ダンカン)】こちらはフリクションステッカー。「ステッカー」と「パッド」は、メーカーごとに呼び方が違うだけで、同じもの。

【写真9:フライングスクワール(ダンカン)】ちなみに、このようにスターバーストの上にパッドを貼るものも稀にある。どちらでも使えるよう配慮されている。

 

意外と知られていないヨーヨーの中身、いかがでしたでしょうか。
ほかにもさまざまなレスポンスがありますが、おもに使われるものはこの5種類です。
まれにレスポンスがまったくないように見えるヨーヨーもあります。ボディの素材自体にグリップ力があったり、そもそも競技用のヨーヨーでない場合は特別にレスポンスがついてないことがあります。