夜月さんが仰る通り、ヨ算に余裕があれば色々と試してみるのが一番かなと自分も思います。
自分はセッティングを練るのに一番重要なのが「自分は今何を求めているのか」を把握することだと思っていて、
こちらのページにはリワインドスタッフの使用パッドが下の方に記載されていますが個人の好みに加えてヨーヨー本体との相性もあり、さらに挑戦している部門やトリックの系統によってもやり易い・やり難いセッティングが存在します。
また、自分も始めたての頃に色々なパッドやベアリングを試してはみましたが最初の頃はあまり差もわからず…😅
今でこそ「いい仕上がりだ」とか「ちょっと微妙だったな」とかわかるようになりましたが、その間犠牲にしたパッドは数知れず、ヨーヨーに入ることなく転がっているベアリングでタワーを作って遊んだりもしています😂
しかし自分好みのセッティングにカスタマイズするというのもヨーヨーの楽しさの一つであり、心の中の男子小学生がはしゃぐのも非常によくわかります。
なのでおススメの商品として夜月さんも挙げてらっしゃった
スリムサイズパッドお試しセットのChinaとJapanを提案させていただきます。
China・Japanともに3種類のパッドが4枚ずつ入って、同じものを単体で買っていくよりも少しお得になっています。
Chinaは硬度の違いによる調整、Japanは厚みによる調整ができます。
基本的に柔らかく・厚いほど戻りが良くなり、硬く・薄いほどスベリが良くなります。
自分はスベリ重視派なのでJapan(黄)が気に入ってます。
ベアリングに関してはお試しセットが存在しないため、主に自分が試したことのあるベアリングたちと使用感を紹介します
Difコンケイヴ
曲面加工ベアリングのスタンダード。
クラウンやラディウスネクサスのベアリングにはこのDifコンケイヴからライセンスを得て作られたベアリングが入っていたはずです。(ロットによって変わることもあったはず…ちょっと曖昧で申し訳ない)
スリープロス・傾き耐性が高く、初めてのトリックに挑戦する時などにお勧め。
半面、スベリが若干悪いのでレール系トリックを多用する人にはあまりウケてないようなイメージがあります(それでも使用者はいます)
NSK曲面
曲面加工ベアリングのハイエンド。
世界でも有数のメーカーであるNSKマイクロプレシジョン製の国産高精度ベアリングです。
ガチの工業系メーカーがヨーヨーのためだけに開発したベアリングで、オイルも何もささずにただヨーヨーに取り付けるだけで最高のパフォーマンスを発揮するように作られています。
回転音が目に見えて減る上に回転力も高いので、ヌルッとしたフィーリングが味わえます。
半面、静かすぎて音でスリープの残りを判断するのが難しくなるので苦手とする人も一定数居ます。
NSKセントラ
こちらは曲面ではなくセンタートラックと呼ばれる形状のベアリング。
NSK製なので回転のパフォーマンスで言えば曲面と大きな違いはありませんが、その形状によりスリープロス・傾き耐性は曲面に劣るものの、ストリングのスベリが良く高速でレール系トリックのコンボを決めるプレイヤーはセントラの方を愛用している方も多いです。
自分はセントラでストリングを滑らせた時の感触がどうにも苦手なため、あまり使っていません。
ピクセルベアリング
自分の最推しベアリングです。
セントラと曲面の間を取ったような多段ストレート形状のベアリングで、スリープロス・傾き耐性も高い上にスベリも確保できている(と自分は感じてます)バランスの良さが最大の魅力です。
欠点としては、少々耐久性が低く感じられること。
ベアリングを消耗品として見るのであればドライで振り回すのが最高に気持ちいいですが、安い買い物ってわけでもないので長く使いたいのであればストリングトリック用オイルを少々注すのがおススメです。
NSKフラット
NSK製の完全なフラット形状のベアリングです。
こちらの用途としては主に
オフストリングヨーヨーに使用しています。
オフストリングの場合きっちり戻してキャッチできないと床に落下したヨーヨーが元気よく走り出して追いかけるハメになるため、パッドへの触れやすさ=戻りの強さを重視してフラットにしています。
自分の場合は特にリジェネ系と呼ばれる戻りの強さを重視するタイプのトリックに挑戦中なためこのセッティングになっていますが、ソロハムなどのスリープの長さを重視するトリックをメインにする場合は曲面などを使われる方もいらっしゃるそうです。
レボリューションBB
こちらはベアリングではなくメンテナンス用品ですが、これもカスタマイズの一つだと思っているのでここに記載します。
ベアリングにほんの少しだけ垂らして回転させて馴染ませて揮発させると、死ぬほど回るようになるという魔法の液体です。
特に力を発揮するのが消耗してきて回転力が落ちたベアリングに対して使ったとき。
新品同様の回転力まで戻すことができます。
使用方法に少しクセがあるので商品ページにある動画で使い方を確認しておくことを
強くお勧めします。
と、ここまで語りましたが実は一番カスタマイズで差が出る部分はパッドでもベアリングでもなくストリングだったりします。
ストリングは新品と使い込んだものでも大きな差が出るように、別の種類のストリングを使うだけでガラっと使用感が変わります。
逆にアクセル(軸)をチタンに換装する、というのはヨーヨーによっては逆に扱いづらくなったり差をほとんど感じなかったりすることもあるため一番優先順位が低いかな、と考えています。
気に入ったストリングがあるのであればいいのですが、もしもいろんな種類のストリングを試したことがなければまずはストリングを色々と買い漁って試すのが一番お勧めできます。
長々と失礼いたしました。
この書き込みにより沼の深さ・面白さが伝わって頂けたら幸いです。