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ナイロンのストリングについて

Posted: 2025年8月03日(日) 23:20
by アンガスビーフよしお
Kストナイロンの商品説明に、
・ポリエステル製のものよりスベリが良く、ストリングの上で激しくヨーヨーが動くトリックに向く
・ヨリの影響も受けにくいため、スーサイドキャッチやスラック系トリックのときに、ストリングの輪がキレイに広がりやすい
とあり、ここだけ聞いてるとポリ製の上位互換じゃないか、と思ったのですが、あまりナイロン製のストリングが流行ってる感じがしないです。これは何故なのでしょうか?
ナイロンストリングのデメリットと、1A3A5Aそれぞれでの使用感を大まかでいいのでご教授頂けると幸いです。

Re: ナイロンのストリングについて

Posted: 2025年8月04日(月) 13:41
by 城戸慎也 (REWIND)
ナイロンストリングのデメリットと、1A3A5Aそれぞれでの使用感を大まかでいいのでご教授頂けると幸いです。
個人的な推測になりますが、以下の3点がおもな要因と思われます。
  • 高価になりやすい
    ナイロンのほうが原価が高い傾向にあり、ポリエステル単体のものよりも、どうしても値段が高くなります。
  • 飛ぶ速度が早いとコントロールしにくくなる
    スラックの技に指が追いつかなくなってしまったり、配合率によってはかえって飛び方や輪の形が不安定になってしまうこともあります。
  • 硬さと細さを兼ね備えているため、手指が痛い
    素手の方に限りますが、ナイロンの性質上、どうしても指との摩擦時に痛みを感じるというケースが度々ありました。
1・3・5Aで比較したときに使用感が特別変わることはあまり無かったと思われますが、強いて挙げますと、3Aのキンクなどストリング同士が摩擦する間のスベりの感触が少しツルツルとするため、多少特殊に感じるかもしれません。


こうしたデメリットを解消するため、近年は『オリジナルスロー Izuru Hasumiストリング』『C3プロストリング』『C3 23P1Nストリング』のように、ポリエステルの中にナイロンを一部配合されるストリングが増えています。

ナイロンのメリットを活かすためだけでなく、ポリエステルよりもナイロンのほうが繊維が細いことを活かし、太さを微調整する手段として用いられることもあります。
太さの調整のためにナイロンを配合していることを明言しているストリングには、スリムストリング(ループ用)が挙げられます。